授業情報

27期専門課程修行感想文

日付:2015年5月 8日

日蓮宗


「懇切丁寧な指導に感謝!」
菊池 隆昭

 多少の不安と、他受講者の足を引っぱらないように、無理せずと決め受講することとした。場所は入門コース最初の修行道場であったため、道程・環境等は理解してはいた。

 金曜夜までに道場入りするため、いすみ鉄道上総中野駅に到着するときは二車輌五名程度の乗客、駅前は真っ暗と思い出深い光景であった。朝五時半起床し、六時の梵鐘撞きと、夕方六時の梵鐘撞き全十五回(一修行に対して三回)、手解きを受けての体験。

 外作務・内作務はどの宗派も同じであろうと思うが、前年は大雪で除雪が大変であったと、諸先生、諸先輩から聞くが、今年は一度も雪に遭遇しなかったのは幸いであった。

 講義の宗学・宗史は、二日間共に午前中で、全日程十回。野坂住職と諸先生(仏教塾卒業生)により「日蓮宗読本」を基に進められた。配布される参考資料は、諸先生の手作りで分かり易く整理され、講義用ノートとして配布。更に詳細に説明があり、参考書の良し悪しまで解説してくれるほど熱心な住職、諸先生に感謝。頭が下がる思いであった。

 法儀・声明は午後の講義で、担当の先生も仏教塾先輩。声の出し方から鈴の打ち方打ち所、木ショウの打ち方打ち所、数珠の持つ作法所作を一つ一つ丁寧に指導を受けた。経文の読み方、所作また道場偈・奉送の仏足拝と学ばなければならない事項が数多く、見落とすことが出来ない講義であった。この法儀・声明は最終日に考査があるため、全体で十回つきっきりで指導を受けつつも、最後の考査では散々な結果であったことは、言うまでもない。指導していただいた先生には感謝とお詫びをいたします。

 毎日の練習と、自己流にならないようにとの教えを守り今後さらに精進することを反省事項の一つとする。静座と唱題行(止観)と法話は計五回、自分自身を見なおす時間として心休まるひとときであった。

 全ての受講を終えての感想としては、住職と諸先生とのチームプレー、家族的、教育に対して熱心である点、人と人との繋がりを大事にしている所が強く感じられた。専門コース受講前に、「日蓮宗はきびしいから敬遠する」という声を聞いたが、そんなことはなかった。住職を中心としたチームワークの良さ、堅苦しいところがなく、ユーモアあり、気遣いあり、明るく笑い声が多かった楽しい修行であった。専門コースを終えた後も、勉強する機会を作っていただける情報を流してくれるという道場で、先輩だけでなく後輩とも繋がりがもてる場であることも知り感謝しております。


浄土真宗


「念仏和讃の想い出」
伊藤 宏治

 まず感じたことは、受講者七名に対し、四名の講師が指導に当たるという、とても贅沢で恵まれている環境です。

 早速、初日からお声明の授業が始まりました。私が初めに驚いたことは、「正信偈」「阿弥陀経」「念仏・和讃」「回向」など、それぞれ歌い方が大きく異なることです。まるでジャンルの違う音楽の様であります。

 浅野講師の変幻自在に操る音程、声の強弱、長短、スピードなど、大変素晴らしく、受講生は皆、ただただ聞き惚れていました。

 私は、念仏・和讃の特に三重和讃については、音程の変化が大きく、とてもこんなものは出来ないと思いました。また、阿弥陀経の早いテンポには、とてもついて行けないと思いました。

 しかし、最強の講師陣により、お声明を勝手に作曲・作詞する名(迷)アレンジャーの私に根気よく親切丁寧にご指導をいただき、どうにか考査をクリアし卒業することが出来ました。

 また、昼休みは、講師の方々と膝を交えながら、浄土真宗の教義から身近な仏事のことなど、仏教に関する様々なお話をお伺いすることが出来ました。

 この昼食時の雑談も大変勉強になり、美味しく楽しく学ぶことが出来ました。

 今後は宗旨専門コースの仲間と共に、お互い切磋琢磨しながら、また助け合いながら、得度に向けて精進して行きたいと思います。

 最後になりましたが、素晴らしい先生方、仲間に恵まれ、明るく楽しく、かつ、真剣に受講することが出来ました。本当に有難うございました。


臨済宗


「修行での気づき」
長浜 圭亮

 私が東京国際仏教塾を通して昨年十一月から今年の三月までの間、毎月一回、一泊二日の短期間の修行を申し込み、更に今回の体験修行では、自分でも思いがけない『気付き』を得る事が出来ました。

 坐禅を組み、瞑想して、過去の自分の行い・出会った人達の事を思い返す時間を頂いた際に、過去の失敗や後悔が、全て自分の中の消極的な部分が引き起こしていた事を本当によく理解出来ました。

 また、これまで自分がいかに周りの方々に支えられてきたか、いかに恵まれていたかという事もよく分かりました。

 開眼寺での体験修行を通じて、当初の目的である『自分のリセット』だけでなく、本当に多くのことを得る事ができ厳しい修行を乗り越えることで、自分にも自信が付いたと思っています。

 今後はここで得た気付き、感謝の気持ち、自信を忘れることなく、更に一生を通じて自分を高める努力を続けて行きたいと考えています。そうすることが、自分の人生を豊かにし、これまで支えて下さった全ての方々の恩に報いることだと信じています。仕事に関しても、私の仕事は非常に厳しい業界ですが、ここで学んだことを活かし、一生懸命に精進することだと思います。

 最後になりますが、沢山ご指導頂いた開眼寺の柴田文啓住職様、一緒に修行した皆様、五か月間「一泊二日」の短い期間でしたが、本当に貴重な経験と楽しい時間をありがとうございました。

 

真言宗


「暗誦に一苦労」
永澤 利江

 入門課程を終え、迷った末に「履修延期願」を書いた。明日投函しようと本棚に手を伸ばした時に、以前誘われるように寄った東寺にあった「お大師さまのおことば」という紙が落ちてきた。『「一切衆生の身中にみな仏性あり」しかし、可能性は自分で努力しなれば終わってしまう。お寺はその修行のための道場であります。』とこれも何かのお導き?その途端に迷いは消え、真言宗に飛び込んでみようと思った。

 受講者は男六人、女一人、茨城の鹿嶋の地蔵院での研修は、今年から宿泊を許されたが、原則自炊である。それに光明真言、般若心経など暗誦テストが八種類、声明、作法のテストもある。初日に柏木先生から高野山でのお経のCDと経典を渡され、家で聴いて習うようにとのこと。初めて聴いたが、経典のどこを何を言っているのか全くわからず、変わった歌にしか聞こえない。不安いっぱいで始まった。それに高速運転の経験もなく、鴻巣市の自宅からお寺まで三時間、まさに命がけの修行だった。通勤途中や寝る前に幾度となくお経を聴いた。時々頭の中でお経がまわっていた。一つずつこなして何とか修了できた。ここまでご指導いただいた根岸住職、柏木先生、柴岡先生に感謝の気持ちでいっぱいである。結局、食事は、受講生からの佐渡のお米、宮崎の魚や牛肉等をご住職の奥さんが調理してくださった。とても美味しかった。多くの苦労もあったが、素晴らしい体験、仲間との出会いがあった。参加してよかったとつくづく感じた。そしてまた、何かを求めて旅に出てしまったように思う。

 

浄土宗


『一枚起請文』に魅せられて
小西 栄範

 今年度の浄土宗コースは三名履修しましたが、三名とも全日無遅刻無欠席。先生方は、教えられることは全て教えようという意気込みに溢れておられ、又、講義と法式の各内容について課題と到達レベルが示されていることから、指定文献の読了と法式の復習は不可欠、あっという間の五か月でした。終わりには法式の修了考査があり経文の暗記にひと苦労。中でも法然上人の『一枚起請文』は少し長いこともあり覚えきるまで自宅で何度も復唱。不思議ですが、そのうち次第にのめり込んでいく感じを持つとともに『一枚起請文』が一番唱えたい経文になっていきました。

 この経文の中心は「ただ一向に念仏すべし」の専修念仏ですが、これと「皆決定して南無阿弥陀仏にて往生するぞと」の二つのフレーズが特に気に入っています。


曹洞宗


「いつか独自の花を」
三瓶 悦子

 「生も一度きり 死も一度きり 一度きりの人生だから一年草のように独自の花を咲かせよう」(坂村真民)。基礎講座で種をまき、専門コースで中野先生から水や肥料をたっぷり頂きました。仲間に支えられて少し芽が出はじめ、やっと出発点に立った処です。

 過日、千葉県大佐倉の勝胤寺での研修が終了しました。「般若心経」「修証義」を中心に中野先生から、毎回ユーモア(親父ギャグ?)溢れる充実した篤い講義を受けることができました。曹洞宗の読経や作法のみならず、人生学など幅広く学べたこと感謝に堪えません。ご指導頂いた中野東禅先生はじめ佐藤尋道先生、学びの場を提供して下さった勝胤寺ご住職夫妻、事務局の方々、学友の皆様方に出逢えたことに感謝し、心から御礼申し上げます。

 今後、いつか咲く独自の花に思いを馳せながら、更に学びを深め心豊かに生きていきたいと願っています。合掌


天台宗


「法名を頂いて」 
白井 光晶

 天台宗の専門課程は一泊二日の研修が月一回行われ、天台宗の教え、天台大師の生涯と思想、天台密教の講義などの教学を学び、朝夕の勤行、止観、写経、食事は天台宗の作法でと、寺にいる間はすべて修行でした。研修の度に京都から来て下さる先生方のご指導と、塾の先輩方の協力のもと、無事三人の二十七期生が専門課程を修了し、在家得度し、法名をいただきました。

 得度式は三月十四日、京都大原の清浄院において夜十時半から夜儀として行われ、御本尊の前の四本の蝋燭の明かりと授戒師の手元を照らす蝋燭の明かりだけの中、厳かに執り行われました。白衣に着替えた四人の在家得度者(塾卒業生二人と二十七期二人)は緊張しながら得度式に臨みました。在家僧として五戒を守ることを宣誓し、法名を頂き、道服を身につけ、滞りなく式が終了しました。緊張しすぎてあまり覚えていないのですが、法名をいただいたときの有難さと感動は、一生忘れることの出来ない貴重な体験でした。

 今後は法名をいただいた在家僧としての自覚を持ち、五戒を守り、信仰を深め、報恩感謝の心とともに、一日一日を大切に、一隅を照らしながら生きていきたいと思います。

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