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天台宗本山受戒得度式

日付:2015年11月10日

「自行・化他行に精進」をめざして!

二十四期 小島 光祐

 平成二十三年に仏教塾に入塾し、天台宗の一泊結集で見せていただいた光明供の美しさ、また私が思い描く伝教大師最澄様の心温かい優しさに惹かれ、専門コースに天台宗を選択いたしました。その当時は、今日出家得度し、歴史的にも重要な比叡山戒壇院に納髪させていただくことになるとは夢にも思っていませんでした。

 仏教塾を卒業した後は、長光寺住職矢保明光師の弟子となり、「千葉会」というサンガの一員になりました。天台宗では教観二門という言葉がありますが、「学問としての仏教」と「観ずる仏教」のバランスを意識しながら日々修行をさせていただいています。教えを頭で理解していても体に浸み込ませなければ人に伝えられない、菩薩行ではこのバランスが重要であると実感しています。

 また今回の本山得度式の前に比叡山居士林で一泊結集があり、十二年寵山行をされた宮本祖豊師のお話を拝聴いたしました。その中で在家出身者と寺族に生まれた者では徳を積むスタートラインが違うという内容がありました。在家出身の師ならではと思いました。夜朝二度の食事を別棟の食堂で頂きましたが、その調理場で私たちが使った大量の食器を洗う師のお姿を目にし、これが仏教だと胸が熱くなりました。

 仏さまの温かく深い教えが今の娑婆世界には必要だと感じています。この有難いご縁を最大限に生かす人生にするためにも、これからも自行、化他行に精進してまいりたいと思います。 合掌


「お坊さんの生き方」に徹す!

二十六期 小阪 澄信
 
177-14-2.jpg(左)小坂澄信 (右)小島光祐
 天台宗では月に一度、東京国際仏教塾の修了者を対象に「千葉会」という研修会を開催しています。千葉会では、清浄院住職の松浦長明師、長光寺往職の久保明光師によるご指導の下、出家僧と在家研修生とが一緒に天台教学を中心に仏教を学び、それぞれの仏道修行に励んでいます。

 天台宗の大きな特徴は「教観双修」「解行一致」です。これは教学と修行、思想と実践がどちらにも片寄ることなく両方備わっていることを言い、車の両輪、鳥の両翼にたとえられます。教義を理解し、それを必ず自己のこととして受け止めて教えと一致するように実践し、現実社会を浄土に変えていく、それが天台宗の本分であり、千葉会でも重要な心がけの一つです。

 私は平成二十六年三月に仏教塾の天台宗コースを修了した後、千葉会での修行を続け、この度、師僧である久保明光師の許しを得て、八月二十日に比叡山延暦寺で執り行われた本山得度式において出家させていただきました。仏教塾に入塾した当初は、学生時代に関心があった仏教を勉強し、会社の定年退職後は仏教を通じて社会と関わり、そこで多少なりとも人様のお役に立つことができればと軽い気持ちで考えておりました。しかし、専門課程で選択した天台宗で千葉会というご縁をいただき、仏教の奥深さや意義を知るにつれて、天台僧として本格的に修行し、僧侶として生きようと決心するに至りました。

 「お坊さんとは職業ではない。生き方である。」と言われます。僧侶として自己を清浄にし、人のために尽くして菩薩行を実践することは容易な事ではありません。還暦の身で険しい仏の道をどこまで行けるか自分でもわかりません。それでもこれまでの仏縁に感謝し、これからの仏縁を大切にして「お坊さんの生き方」に徹しよう、日々精進を積み重ねて菩薩道を一歩一歩着実に進んで行こう、出家を機にその決意を新たにした次第です。 合掌

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