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報恩講と特別企画「無声映画」 千葉光明寺

日付:2019年6月10日

厳粛に!パワフルに! 

 十二月二十二日、二十三日の二日間にわたって、大洞龍明塾長が務められる「千葉光明寺」(千葉市稲毛区)において、小雨降る中でありながらも二百名を超える門徒の方々が参加され、熱気溢れる報恩講ならびに総供養会が厳かに厳修されました。

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船上での読経を偲ばせる坂東曲  
 報恩講は、宗祖親鸞聖人の祥月命日に真宗門徒が、親鸞聖人をはじめ念仏の教えに生きられた先達に思いを馳せ、その恩徳に深く感謝し報いる真宗最大の行事として勤められる法要です。今年も研鑽を重ねた仏教塾OB約四十名が式衆を勤め、門徒さんが見守る中厳かに執行されました。 二十二日は大逮夜法要。翌二十三日は早朝からの晨朝法要に続き満日中法要が勤められました。大勢の僧侶により伽陀、正信偈、阿弥陀経、坂東曲、念仏和讃などが次々と唱えられ、途中で内陣を勤める僧侶による散華では、鏧の音に合わせ、華が大きく宙を舞い上がり舞い散り落ちる美しい様に、参列者は興味をそそられたようでした。

 そしてすっかりお馴染みとなった坂東曲。海上を行く親鸞聖人が布教活動の途次、襲い掛からんばかりの荒れ狂う大波に翻弄される船上で、一心不乱に「南無阿弥陀仏」を唱え続けられたことに由来するもの。そこには聖人の深遠かつ確固たる信仰のお姿が偲ばれます。内陣の僧侶とともに外陣を勤める僧侶全員が一丸となり、坂東曲ならではの節回しとリズムで、念仏・和讃を大音声かつ力強く唱えつつ、頭を前へ、左から右へそして上下に激しく揺れ動く。その様はまさに圧巻! その迫力を目の当たりにした参列者の方々は驚嘆の声とともに、親鸞聖人のご恩徳をあらためて讃えられました。

無声映画にようこそ ~楽しき活弁の世界

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  懐かしい無声映画に見入る
 光明寺では、毎年一大法要である報恩講・先祖供養会の機会をとらえ、檀家の方はじめ近隣の住民の皆様と広く芸術や文化に親しんでいただくとともに、ご縁をつなぐ場として、普段あまり馴染みのない楽しい特別公演を催しています。

 粛々と進められた満日中法要の後は、活動写真弁士による無声映画を奉じる法要(昨年は、読経とフラメンコのコラボレーション)が勤められました。今ではほとんど見ることも聞くこともできなくなった無声映画と活動弁士。最盛期には約八千人いたとされる弁士が、現在ではわずか十人程度が活動されているのみとのこと。会場には無声映画をご存じの年輩の方も多く、珍しさもあり楽しみに幕開けを待って見えました。希少価値ともいえる存在であり、全国で大活躍中の若き坂本頼光弁士により、薄暗い本堂に掲げられた大スクリーンに、仏教と大変縁の深い「血煙高田馬場」、「石川五右衛門の法事」、「亜細亜の光」の三演目が上映されました。サイレント映画に合わせ、伴奏用音楽のギター、フルート奏者の音に乗せ、情熱的に語られる口演で聴衆を魅了。特に「亜細亜の光」は、お釈迦様の誕生から成道に至る波乱万丈の生い立ちが力強く時には切々と語られ、中には涙で頬を濡らす方も。感激一入のひと時を過ごされたようです。

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厳粛に報恩講-多くの参列者を魅了!  
 毎年開催される、お寺という尊厳ある場で開催される光明寺の特別イベントは、すっかり地域の方々の心に根差し定着してきたようで〝来年も楽しみに待っているよ!〟とのお声が多くありました。

 最後に参詣者が「今年あった嫌なこと、忘れたいこと」を書いた紙をお焚き上げする恒例の「お悩みお焚き上げ供養」も行われ、活動弁士、奏者そして参詣者の方々が思い思いの悩みを「お悩み箱」に投函し、全員で合掌、報恩感謝しつつ散会となりました。

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