卒業生は今!!

卒業生は今!! 僧侶と趣味に生きて

日付:2016年3月10日

二十期 田中 新二

179-12-1.jpg「お茶を楽しむ会」で茶道の指導!
 私の入塾動機は、還暦を迎え、退職後の人生で最も自由な時間が持てると思い、第二の人生を自由気儘に過ごしていました。そんな折、友人の不幸に出会いました。その"友人の死"を目の当たりにして、命の儚さを感じ、その慰霊と自戒の念を込めて、四国八十八ヵ所の歩き遍路に挑戦したのです。
"遍路とは歩くことなり"とはいえ、大変な苦痛を伴う道中でした。約千二百kmの行程を四十八日間かけて結願!お遍路で学んだ「ご縁の世界」、「ほとけの心」を想い起こしていた時、ある雑誌の仏教塾塾生募集記事に「生と死を超える道を求めて」の言葉に魅かれて、入塾を決意した次第です。

 早いもので入塾して八年が経ちます。入門課程を経て、専門課程で浄土真宗を選択し卒業。引き続き得度コースで学び、翌年九月大洞塾長が住職を勤められる無量寿山光明寺(岐阜市)で得度を受けました。その後は、東本願寺伝承声明学院で、平日声明講座、専修講座、実践指導講座等で声明、教学、作法等を学び、現在も修行を続けながら法要などの法務を勤めております。

179-12-2.jpg調理師として地域福祉に参加!
 傍ら、何か人様のお役に立てばと、趣味を活かして「地域福祉を考える会」で、独り者の高齢者と食事と会話を楽しむ会に参加しています。定年後取得した調理師免許を活かし、調理担当として、地産の食材で手作りの温かい食事を提供します。時には、仏さまや仏教に関わるお話などもして、好評を博しています。私は会社勤務の時は、転勤族で北海道から九州まで転々としていたため、地域との接触がほとんどありませんでした。何か自分にできることはないかと考え、自治会活動に参加。一つは、高齢者向けの「お茶を楽しむ会」で、体を養い心をときほぐすことです。裏千家で学んだ茶道を活かし、お茶を点て、季節感のある和菓子を味わうとともに、美味しい抹茶を飲みながら和気藹々と過ごす時間は格別です。また、光明寺の初級講座においても、茶道指導をしているところです。二つには、健康麻雀の地域指導員として、麻雀をスポーツゲームと位置づけ、指先と頭脳を使い、脳トレ、老化防止そして適度な会話と笑いに興じながら、明るく楽しくをモットーに勝負を競い合うことは、まさに長生きの秘訣です。超高齢化社会が想定される現代において、自治会は顔の見えるご近所付き合いの入り口でもあり、"遠い親戚より近くの他人"の有難さを痛感しています。そして人様の世話にはならぬ、という決意もさることながら、少しでも人のお役に立ちたいという心掛けが必要なのではないでしょうか。そして少しは他人に甘える、その代わり"ありがとう!"の感謝の気持ちを常に忘れないことが、とても大切なことではないかと肝に銘じ、今日も元気溌剌と過ごしています。

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