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結縁灌頂(胎蔵界)を受けて

日付:2016年9月10日

第二十八期 高橋 伸生

182-12-3.jpg 結縁灌頂を受けた際に頂いた、投下得仏した際に使用した花、目隠しをした紙、灌頂結縁血脉、結縁灌頂御守を手元に広げてみると、「お大師様お久しぶりです。」と懐かしさや、ホッとした安堵の気持ちなどが甦ってきます。改めて、大日如来様、お大師様とご縁があったとの思いが湧き起こってきます。

 春季結縁灌頂(胎蔵界)は、GWの五月三日から五日にかけて高野山で行われましたが、私たちは初日に受けました。

 今回は柏木先生が引率して下さったおかげで、奥之院や壇上伽藍でのお参りの作法を学んだり、結縁灌頂手続きもスムーズに運びました。

 また前日は、真田家ゆかりの蓮華定院に宿泊したので、蓮華定院内での作法を学んだり、真田家の間を拝見したり、朝夕の勤行に参加したりと、貴重な経験をすることができました。

 結縁灌頂当日は、午前八時に入檀受付。昼頃から金堂で結縁灌頂を受けたのですが、胎蔵界の受戒なので、金堂に向かって右から入堂しました。

 堂内では、阿闍梨様から三昧耶界の印と真言を面受して頂き、隣の部屋に移りご焼香した後、紙で目隠しをされました。印を結んでご真言を唱えて、付き添って下さる僧侶の手に身を預けました。目隠しをして右に左に小刻みに歩いていますと、どこを歩いているのかわからなくなってきます。印を結んだ指の先に花を授けられ、曼荼羅へと導かれました。そして曼荼羅の前で、花を投じます。目隠しを外されると、投じた花が大日如来様のところに落ちているのが見えました。何だか、一二〇〇年前から連綿と続いている儀式への畏れに似た謙虚な気持ちが湧き起こりました。

 次に阿闍梨様から、如来の智慧の水を頭に注いで頂き、灌頂の儀式を終えた後に、「この表情が大日如来様とご縁を結んだ時の表情です。」と鏡を見せて頂きました。微笑んでいる自分の顔がそこにありました。

 金堂を出ますと、ともに灌頂を受けた仲間や柏木先生の顔が見えて、無事灌頂を終えたのだなあ、と実感しました。一時間以上、金堂にいたことになりますが、あっという間の出来事のように感じました。

 高野山は霊峰と呼ばれるように、空気が澄んでいて、独特の存在感と時間が流れているように感じます。そのような場所で、柏木先生のご指導の下、ご縁を頂いた仲間と結縁灌頂を受けることができ、本当によかったと、心から感謝の念でいっぱいになります。

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