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卒業生は今!!

卒業生は今!! 「仏教塾の想い出」―病床にあって―

日付:2016年9月10日

第二十二期 安松 節子

 私は、「仏教塾」第二十二期の安松節子と申します。物心ついた時より高崎の白衣観音を見上げて育ちました。

 仏教塾では何もかも新鮮な体験で、私なりに、先生、諸先輩、仲間に助けられながら懸命についていくのが精一杯でどうにか受講出来ました。千葉・東福寺では天台宗専門コースで勉強させて頂いた時、難病の「脊髄小脳変性症」を大学病院より告げられました。その時はまだ健常者だったので勉強が続けられました。これも「縁」かもしれません。

 特に楽しかったのは、京都「瑠璃光院」での修行でした。明光先生と寝食を共にできたり、朝食を一緒に作ったり、地元のお風呂屋さんに行ったりと、それはもう楽しいひとときでした。

 比叡山では、松浦先生もご一緒して頂き、確か大講堂で「般若心経」を唱え終え、チラリと見ると、お土産係の僧侶が直立不動で立って居るでは有りませんか。大変驚きました。高校時代の修学旅行時とは大違いでした。

 その後、伝教大師祖廟、浄土院で籠山行を修している侍真様にご挨拶出来「この人は人間かしら、樹木の様に自然と一体になっている」との印象を強く持ちました。どうか満願成就できますことをお祈りしています。

 其の外数々の思いを持ち、松浦先生の優しさと気遣いに感謝し下山致しました。

 あれから八年が経ち病は進行し、勿論動けなくなり、手が震えボタンを掛けることも出来ず、字も書けず、箸も上手く使えなく、呂律は回らず、料理、掃除も出来なくなりました。家の中では夫が設置してくれた手摺を頼りに動いている状態です。幸いにもトイレ、入浴は自分で出来ております。有難い事です。最近は頭の震えが酷く車酔いの状態です。

 一日中吹く風と木々の緑、雀や多くの大好きな小鳥達を眺め過ごしております。

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仲間とともに!
 精神的にまいっている矢先の五月九日に遠路遥々、千葉より松浦先生、京都より明光先生、前橋より澄亮さんが我が家をお尋ねくださいました。明光先生のお顔を見て、私は「助かった!」。

 論語に「朋有り遠方より来る。亦楽しからずや」が、すっと頭の中を通り過ぎていきました。

 挨拶も早々に、二十五歳の若さで私共の前から姿を消した長女に心からのご供養をしてくださいました。本当に有難く感謝の念で一杯です。

 それから皆様と京都での勉強会等の想い出話にふけり、まるで夢のようなひと時を過ごさせていただきました。皆様と写した写真は、私の自慢であり、また誇りでもあります。

 私の尊敬するノートルダム清心学園理事長の渡辺和子先生の著書「置かれた場所で咲きなさい」の言葉が大好きで、年を重ね、病は進行し動けない体になっていきますが、私なりの「花」を咲かせなくてはなりません。ちなみに、小学校三年生の通知簿の通信欄に「おっとりとした夢見る少女」と書いてありました。

 つたない文で恥ずかしいのですが、自分の思いを素直に綴りました。

 仏教塾卒業生の皆さん、いつまでもお元気で!

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