卒業生は今!!

卒業生は今!! 鎌倉・報国寺でお手伝い

日付:2016年11月10日

第二十五期 関戸 友広

 本年六月、鹿野山禅研修所で第二十九期の皆様に抹茶のお接待をさせていただきました。お茶は、僧堂での雲水の眠気を覚まし気持を爽やかにし修行を助ける為に、飲まれています。短時間ではありましたが、皆様の少しでも修行の助けになったのであれば幸いです。

 現在、鎌倉の報国寺(竹の寺)で土曜日は写経の会のお世話をし、日曜日は日曜坐禅会終了後に御朱印帳を書いています。今年八月から始めたばかりで、最初は手が震えていましたが、今は納まりつつあります。巡拝の内容によっては、文字が異なりますので間違いのない様に注意しています。

 写経の会は、十二年前の坐禅会のお世話役として始まったのですが、今では結局私だけが残り十三年目に入りました。内容は、般若心経、延命十句観音経、観音経、写仏などですが、参加者には、地方や外国の方もおられます。最後は、ご本尊の前で書き上げた写経を前にして、一緒に木魚に合わせ読誦して奉納していただいています。終わった後に、「読経までさせていただき貴重な体験で気持がすっきりしました」と笑顔でお礼を言われ、お世話して一番うれしく感じるときです。継続して参加してくださる方や写経だけで遠くから来て下さるも多くなりました。

 報国寺を紹介いたしますと、臨済宗で「竹の寺」として親しまれ、竹林の中の休耕庵の立礼席で抹茶を飲めるのが人気となっています。また、ミシュランの三ツ星マークに推薦されたことから、外国人の拝観や坐禅会への出席もあります。

 日曜坐禅会は、五十八年の歴史があり半世紀以上一回も休むことなく続けられ、多くの方が坐禅を通して社会での活躍や日常生活に生かされています。朝七時半までに入山、八時から止静(坐禅)に入り三炷(回)坐り、最後に斎座、十時半終了です。もちろん境内や墓地の作務もあります。ここ数年新到(初めての方)の参加者が非常に多くなっていますが、夏は止静中に体調を崩される人が出ますので巡警中は特に注意しております。

 夜坐(夕方の坐禅)は、毎月第二・四土曜日の六時二十五分から。夜坐は、これほど贅沢で至福な時間があるのかと思えるくらい、薄暗い静かな雰囲気の中での坐禅となります(日曜坐禅会経験者のみ)。

 毎年十二月には夕方に一週間の臘発接心が行われ、勤務を終えた方も集まってきますが、昔は、回廊での経行が寒くて震えていたようです。最終日には、在家得度式があり剃髪の儀の後に絡子が授与されますが、その後概ね十年以上の継続的な修行が必要です。

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坐禅会始まりの梵鐘を突く!(18回を6分で突く)

 坐禅会から円覚寺・建長寺や正眼寺に掛塔し僧侶の道に進まれた方もあり、また、西伊豆で年間六回の合宿での接心が行われます。スケジュールは僧堂での修行の内容で組まれ、老師の元で独参を受ける機会を得られます。夜明け前から日没後も坐り続け、苦渋の闘いとなりますが、終了後は気持良く再度参加したくなるから不思議です。

 四国遍路を六十二歳になってから始めましたが、お接待の文化が今でも続いており、心身共に元気になります。現在順打ち二回、逆打ち一回を終え、逆打ち二回目(四十四番まで)を回っているところです。七十歳近くになり歩く速度が少し遅くなったので、余裕を持って歩くようにしていますが、忙しくなかなか行けない状態です。

 今年は閏歳の為、歩き遍路もバス遍路も逆打ちが多くなっています。これは伝説によれば門衛三郎が弘法大師に罪の赦しを得る為、逆回りで弘法大師に会ったことが起こりと言われています。逆打ちは、順打ち三回分の功徳が有るとも言われ、閏歳の逆打ちは、弘法大師に会えると言われていますが、道が分かりにくく、道中知り合う仲間もほとんど無く孤独の旅となります。

 今年は、通年ではあまり無い、初めての歩き遍路で逆打ちされる若い女性や年配の方が、困難さを口にしながらも歩いておられます。でも、結願されたらきっと喜びも大きいことでしょう。安全をお祈りいたします。(合掌)

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