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浄土真宗得度式

日付:2016年11月10日

第二十八期 小林 悟志

 九月二十四日、無量壽山光明寺岐阜本坊にて平成二十八年度得度式が挙行されました。

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緊張した面持ちで得度式へ

 得度式に臨んだのは、男性五名・女性一名です。昼過ぎに到着した私たちを待っていたのは、荘厳な佇まいの本堂とご本尊でした。ご本尊に手を合せた後、「得度考査合格証」が大洞龍徳副住職によって全員に授与されました。声が涸れるほど声明練習に励んだ日々が思い出され、嬉しさが湧きあがります。

 そして得度を許された私たちは、次に大洞龍明御住職の『個人面接』に臨むのですが、緊張に体が強張り書院へ入る襖を開ける手が震えます。面接は、御住職の穏やかな微笑みとやさしい語り口に緊張もほぐれ、「得度する思い」などを和やかにお話させて頂きました。

 控室で平服から白衣に着替え待っていると、喚鐘が寺院内に響き渡り、いよいよ「得度式」です。付添僧侶(笹倉師)に続き山門から本堂へ入堂、五体投地、御住職・副住職ご出仕、三帰依(パーリ文)拝誦、すると本堂の照明が消え蝋燭の揺らぐ灯の中「御剃刀の儀」です。御住職がひとりずつ「南無帰依仏・南無帰依法・南無帰依僧」と称えながら頭に剃刀をあてられます。これで「此岸から彼岸へ渡るぞ」という思いと共に、法灯を受け継ぐ僧侶としての責任の重さに身が震えます。

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大洞龍明住職・大洞龍徳副住職・浅野師を囲んで

 厳粛な「御剃刀の儀」の後、「剃髪」し、「盃の儀」へと進みます。仏教塾・得度考査講習と私たちを一年近くに渡って導いてくれた浅野師が後見人として「お流れ頂戴」と声を発すると御住職をはじめ全員で杯を干します。師僧と仏弟子の契りの杯です。

 そして御住職より「墨袈裟」・「念珠」を拝受された後、黒衣・墨袈裟に着替え僧侶としての初勤行と続き、最後に「度牒・法名伝達の儀」において御住職より「度牒・法名記」を下付され全ての儀式が滞りなく終了しました。

 翌日は、ワゴンタクシーで本山である嵯峨本願寺に詣でます。嵯峨本願寺は、前住の「本願寺移転再興」の願いが成就されたお寺であり、宗祖親鸞聖人の血脈を今に伝える東本願寺大谷家当主です。

 この日は、秋季彼岸会ということで、大洞龍徳副住職・笹倉師と共に、大谷光道法主自らがお勤めになられる日中法要に参列させて頂きました。差定は、往生礼讃・念仏讃・回向です。往生礼讃は、本山の彼岸会限定でのお勤めということで本堂の清々しさと共に私たちの得度を祝って頂いているようでした。

 法要後社務所にてお茶を頂きながら大谷法主と直接歓談する栄誉を頂きました。その後普段立ち入ることの出来ない光明寺瑠璃光院で勤行し、親鸞聖人所縁の地である青蓮院・頂法寺(六角堂)を参拝し京都駅で解散です。

 このような素晴らしい得度式を挙行して頂けたことに深く感謝すると共に大洞龍明御住職、大谷光道法主から授かった言葉を胸に真宗僧侶としての生き方・振る舞いに精進しようと意を強くし帰宅の途に就きました。

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