第二十八期 山田 裕一
平成二十八年十月三十日(日)、鹿嶋山地蔵院において、第二十八期生真言宗コースの受講生の中から、今年は三名が得度式に臨みました。関係者の間では、得度カットと呼ばれる頭頂部と左右の三ケ所のみを残した髪型で、地蔵院へと向かいました。
得度式の次第を確認したあと、丁字湯で身を清めた我々は白衣に着替え、准胝観音様の御真言を唱えながら本堂に入り、地蔵院住職である本 光清阿闍梨様より剃刀を当てていただいた後、空衣を着け壇の前に進み、受戒の後に如法衣を授かりました。如法衣を纏い、気持ちを引き締め再入堂したあと、「四智梵語」や『般若心経』、『理趣経』、「御真言」、そしてお大師様のご宝号をお唱えし、得度式を無事に終えることとなりました。
記念撮影を終えた後は、大住職や本住職の奥様方が用意してくださった、心のこもったお食事を頂き、お祝いのお赤飯を頂戴したあとで、高野山へ提出する度牒申請書類の記入を行い解散となりました。
来年五月頃から、教会教使や権教師の講習があり、その先を目指す人は四度加行があります。どのような道を歩むかはそれぞれですが、ここまでご指導してくださった先生方、そしてお導き頂いたお大師様への深い感謝を忘れることなく、修行の日々を送りたいと思います。
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