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忍性像建立式

日付:2018年4月10日

編集人 峯島

 去る十一月四日、茨城県つくば市の宝篋山にて忍性像の建立式が開かれました。

190-17-2.jpg 忍性(一二一七~一三〇三)は鎌倉時代、主に関東地方で活躍した僧侶です。奈良・西大寺を中心に戒律復興を進めた叡尊の弟子であり、布教に赴いた鎌倉ではハンセン病患者の救済につとめるなど社会福祉事業の先駆者といわれます。

 彼が鎌倉に進出する前の十年弱、常陸国三村寺(現在、茨城県つくば市小田)に止住し律寺にしたとされます。しかし寺は度重なる戦火を経て衰退し廃寺となり、現在は巨大な五輪塔、「湯地蔵」とよばれる地蔵菩薩立像、宝篋山山頂の宝篋印塔や周辺地域の結界石などに当時の名残を残すのみです。

 本年は忍性生誕八百年という事もあり、彼を顕彰しようとつくば市在住の東郷重夫氏を中心に忍性像の建立が発願され、彫刻家の小張隆男氏が制作。銅像は宝篋山山頂の宝篋印塔脇に設置されるに至り、建立式の運びとなった次第です。

 当日はつくば市長、茨城県議会議員などの来賓のほか、忍性ゆかりの真言律宗寺院の僧侶も奈良や鎌倉から参列。

 披露された銅像は、社会福祉に尽力した忍性らしい、病気の子供を背負う姿を表していますが、関係者からは忍性の精神が次世代にも引き継がれていくことを願う旨の挨拶がありました。

 標高四六一メートルの宝篋山は、前述の東郷氏を中心としたボランティアの方々が山道を整備、年間十五万人がハイキングに訪れています。頂上からは関東平野の壮大な眺めが見られ、天気が良ければスカイツリーや富士山を望むこともできます。ハイキングが好きな方は歴史探究もかねて訪れてみてはいかがでしょうか。

 登山口の小田休憩所では忍性上人関連資料も備えています。

小田休憩所
つくば市小田4544
029-867-1368

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