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報恩講と"フラメンコ奉納" 千葉光明寺

日付:2018年6月10日

厳かに!力強く!

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  激しく揺れ動く坂東曲に目を瞠る
 十二月二十二日、二十三日の二日間にわたって、大洞龍明塾長が住職を務められる「千葉光明寺」(千葉市稲毛区)において、清々好天の下、報恩講並びに総供養会が勤修されました。

 報恩講は、宗祖親鸞聖人の祥月命日に、真宗門徒が仏祖の恩徳を讃え、聖人のおすすめになった念仏の教えを聞く真宗最大の行事として開催されるものです。式衆を勤めるのは、厳しい研鑽を重ねた仏教塾OB約五十名の面々。二百名を超える門徒さんが見守る中、式は厳粛に執行されました。二十二日は大逮夜法要。翌二十三日は晨朝法要に続き満日中法要が勤められ、大勢の僧侶により伽陀、正信偈、坂東曲、念仏和讃などが次々と唱えられました。そして僧侶の読経に合わせ、参列された門徒の方々も共に唱えられ、その声明がうねりの如く一体となり、本堂に響き渡りました。

 すっかりお馴染みとなった坂東曲は、親鸞聖人が布教活動の途次、襲いかからんばかりの海の荒波に翻弄される船上で、一心不乱に「南無阿弥陀仏」を唱え続けられたことに由来するもの。そこには聖人の深遠かつ確固たる信仰の姿を垣間見る思いがします。僧侶全員が内陣の僧侶と共に、坂東曲独特の節回しとリズムで、念仏・和讃を歯切れよく大音声で唱えながら、それに合わせて頭を前へ、左に右に、そして上下に激しく揺れ動かします。念仏と激しい動きが一体となる様は圧倒されんばかりの迫力!その光景を目の当たりにした参列者の方々は興味津々!驚きの声とともに親鸞聖人の高邁な信仰の姿を想い起され、あらためてご恩徳を讃えられたようでした。


お寺で!お経で!フラメンコ!

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情熱的なスペインの舞・フラメンコ奉納  
 厳粛な満日中法要を終えた後は、檀家の方のみならず、近隣の住民の皆様にも、広く芸術や文化に触れていただきたいと、光明寺が毎年一大法要である「報恩講」執行の機会に、市民とのご縁をつなぐ特別公演として開催したものです。

 今回はフラメンコ法要(因みに昨年は狂言師・和泉流二十世宗家 和泉元彌さんによる「和泉流宗家 狂言奉納」)。僧侶による「読経とフラメンコのコラボレーション」や地域の子ども達による本尊前での「フラメンコ教室」など、お寺ならではの珍しいプログラムに、観客からは「オーレッ!」(スペイン語の喝采)と独特の掛け声が飛び交い、会場は熱気に包まれました。

 普段は馴染みの薄いフラメンコですが、スペインアンダルシア地方が発祥の地といわれ、人生の楽しさ、悲しさを歌と踊りで表現しているとの説明がありました。歌、ギター、踊りの三人が、壇上狭しとお内仏(仏壇)も揺れんばかりの激しいタップとギターの響き、そして歌声に、観客は魅了され掛け声や手拍子で楽しまれたようです。

 「神や仏に舞を奉納するのは古くからの習慣だが、その舞が日本の伝統舞踊でなくとも、舞を通じてご縁をつなぐという寺院の役割を果たしながら、お寺は楽しいところだと知って欲しい」という企画は、参詣者の方の「自分も思わず踊りだしたくなった」、「フラメンコのファンになった」、「心浮き浮き!楽しいひとときをありがとう」などの多くの感想をいただくことができ、お寺の役割をあらためて知っていただくことができたようです。また初の試みである僧侶の読経とフラメンコのコラボレーションは、滅多に鑑賞できるものではないこともあり真剣に聞き入る姿が印象的でした。

 最後に参加者が「今年あった嫌なこと、忘れたいこと」を書いた紙をお焚き上げする恒例の「お悩みお焚き上げ供養」も行われ、全員で合掌、散会となりました。

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