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浄土真宗得度式

日付:2019年2月10日

第三十期 宮城 好郎

 非常に強い台風二十四号が沖縄から接近する中、九月二十九日、無量寿山 光明寺岐阜本坊にて平成三十年度得度式が挙行されました。今回、得度式に臨んだ塾生は男性五名、女性四名。例年より女性が多いのが特徴的です。

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大洞龍明住職を囲んで  
 当日は、十時までに集合し、男性は出仕した人から順番に理髪店にて剃髪。荘厳な佇まいの本堂に移動し、ご本尊に手を合わせた後、大洞龍徳副住職によって得度者一人ひとりに「得度考査合格証」が授与されました。副住職より「僧侶というのは職業ではない、生き方なのだ。仏様の教えをお聞きし、仏様を敬って、それを人々に伝えていく生き方が僧侶である」とのお話をいただきました。次に、御住職と大熊学監との「個人面接」でしたが、姿勢はもちろん書院に入る襖の開け閉めの作法なども、緊張のあまりつい所作がぎこちなくなりがちです。御住職と直接お話をする機会を得たのは初めてでしたが、御住職の慈愛に満ちた微笑と、ソフトな語り口に緊張も幾分和らぎ「僧侶としての今後の抱負」などをお話させていただきました。

 個人面接が終わると、白衣に着替え、付添僧侶を先頭にして本堂に入堂し着座。「得度式」がいよいよ始まります。最初に五体投地を付添僧侶である大熊師の合図で一拝した後、御住職、大洞副住職、大梅副住職がご出仕。ご住職の読誦に続けて「三帰依」(パーリー文)三句を順に拝誦しました。その後本堂の照明が消え、付添僧侶の掲げる蝋燭の灯りをもとに、ひとりずつ「御剃刀の儀」。御住職が「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依僧」等を唱えられ、受式者の頭に剃刀をあてられます。得度考査課程がスタートして以降、『正信偈』『念仏和讃』を中心に、各講師からきめ細かなご指導を頂いたものの、なかなか修得が難しく、何度も声明練習に励んだ日が脳裏をよぎるとともに、伝統ある法灯を受け継ぐ僧侶としての責任の重大さに、全員身が引き締まる思いでした。

 御剃刀の儀の後は、御住職と受式者による「杯の儀」となります。入塾から浄土真宗専門課程まで、私たちを導いてくださった後見人の大熊師の「お流れ頂戴!」の掛け声で、御住職、受式者が共に師僧と仏弟子の契りの盃を干しました。続いて、御住職より墨袈裟・念珠を授かった後、黒衣・墨袈裟に着替え、得度後僧侶としての初勤行。『正信偈』『念仏和讃』『回向』そして「改悔文読誦」をいつも以上に心を込めて読誦しました。最後に「度牒・法名伝達の儀」があり、御住職より「度牒・法名記」を賜りましたが、それぞれの法名の奥深い意義を改めて感じさせられたところです。すべての儀式終了後、受式者を代表して本間宗一氏が御礼言上。御住職から最後に「得度した誇りと喜びを胸に、僧侶として心を新たに仏道修行の道を邁進して下さい」とのお話をいただきました。

 得度式後、御住職、大洞副住職、大梅副住職、大熊学監を囲んで、和やかに食事をしながら懇談。御住職より「光明寺の歴史は、古くは千二百年前の延喜式神名帳に記載された由緒正しき意富布良(大洞)神社から始まる。その神社はいつしか神仏一体神宮寺となり、室町時代には京都本願寺第八代ご住職の蓮如上人の教化によって、神社と寺院が分離。その寺院が光明寺の祖となる近江祖坊となった等」、歴史の重みとともに、由緒ある光明寺の足跡についてお教えいただきました。得度式でのお言葉を胸に、全員が光明寺の僧徒として、心新たに精進すべく誓い合いながら帰宅の途に就きました。

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