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投稿 インド仏跡巡拝の旅

日付:2013年7月 9日 関連記事:仏教文化163号

20期 林

163-15-3.jpgブッダガヤ・マハーボディ寺院にて
 昨年末より新年にかけまして思いがけず時間を作ることができ、以前より気にかかっていたインドの仏跡めぐりの旅に行って参りました。
 
 インドの国内の交通事情はすこぶる悪いのですが、最初に予定した目的地はすべて訪問することができ、無事に帰ってくることができました。ただ欲張りすぎたスケジュールのため、積み残しいっぱいの旅となってしまいました。
 
 まずニューデリーからパトナへ行き、ブッダガヤ周辺の仏跡を見て回りました。ブッダガヤは仏教徒の巡礼の聖地となっているようで、おびただしい数の参拝者がいました。特に新年はチベット仏教徒の法要があるとのことで、五体投地をする人を含め、まるでチベットか、ラダックへ行ったようでした。
 
 続いてラージギル(霊鷲山)へ、さらにはナーランダの仏教大学跡地へ行ってまいりました。玄奘三蔵の最終目的地で、法師が唯識を学んだところです。今まで玄奘三蔵は、西遊記の主人公としてのイメージでしたが、この地まで命を懸けて旅をした法師が、仏教の伝道者としての具体的な存在と感じられるようになりました。ナーランダへ、かくも容易に到達することができ、その有難さが実感できました。
 
 続いてバナーラス郊外のサルナートです。そこではチャウカーンディ・ストゥーパを見学、初転法輪の地というような英語の説明があり、上層にはシンボルとして?六個の石が並べられており、釈尊と五人の比丘であろうと勝手に納得してしまったのですが、時間がなく見逃したダメーク・ストゥーパが当地の名所だったようです。
 
163-15-4.jpgナーランダ仏教大学跡にて
 さらにここからは世界遺産でもあるサーンチー、アジャンタとエローラへ行きました。サーンチーは鉄道を使うことになりました。しかしこの鉄道がトラブルのもとで、バナーラスからボパールまで、その後ボパールからアジャンタ近くのブサワルという駅までともに六時間遅れで到着しました。お参りや拝観にあててあった時間が無くなり、やむなく夜間に移動したりして時間をやりくりし、何とか予定してあった目的地はすべて回ってきました。サーンチーは素晴らしい遺跡ですが訪問する人はまばらで、ゆったりと見学できました。特にストゥーパを囲む四方の塔門に刻まれた彫刻は見事で、ブッダの生涯や前世物語が細かく彫られています。しかしまだブッダはその姿を直接描くことを避け、菩提樹、仏足石や法輪で象徴させています。アショカ王が建てた石柱などもあり、インドで仏教が栄えた古を思い起こさせてくれました。アクセスは悪いのですが、最高の仏教遺跡の一つとして、仏教徒の巡礼地に加えられるべきところと思います。
 
 アジャンタとエローラは、両者を一日で拝観するという強行スケジュールとなりましたが、先人たちの仏教に対する強い信仰心が肌で感じられました。
 
 多少見残しができた今回の巡礼旅行でしたが、もう一度訪問する機会を作っていただいたものと思い、次の旅行の計画を立てようと思っています。

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