敦煌莫高窟 第45窟北壁 観無量寿経変相部分(盛唐)

整った構図で描かれた第45窟の観無量寿経変相中の阿弥陀浄土の姿です。
中央の阿弥陀如来は、宝蓋と双樹のもと、種々の草花や華やかな多数の聖聚に囲まれて、蓮華坐上に初転法輪をとって結跏趺坐しています。周囲に描かれる宝楼は回廊を連ね、細部まで表現されており、当時の建築様式を伺う上からも重要です。
また、本図の色遣いは、樹木・宝池になど一帯に青・緑を主調とし、これに仏や菩薩の衣・建築等の朱がアクセントとなり、濃麗です。(撮影 大洞龍明/2015年)

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