世界規模の触れ合い不足か?

新型コロナウイルスに振り回されはじめて、1年以上過ぎました。ほぼ同じ時期にアメリカで開発されたアプリ「Clubhouse」。機種はiPhoneのみ、招待制、録音禁止という条件下にも関わらず、あっという間に世界中に拡散し、たった1年で60万人以上のユーザーになっています。
なにが魅力なのか、試しに何度かトライしてみました。
感想は、辻説法、もっといえば井戸端会議か?です。
人気タレントやアーティストともなれば大勢が集まってきます。面白い話があると盛り上がります。つまらないと思えば、その場を離れればいいだけ。しかも、このアプリ上での発言には責任が問われません。
人気の高さを深堀していくと、根底に人間の寂しさがあるように思えました。
仕事場や外食の場の、当たり前だった「人間同士」のなんらかの触れ合いが、有無を言わさず、ある瞬間に奪われ、日常が一変。孤独に苛まれている時に「Clubhouse」が登場しました。相手が誰であれ、iPhoneの向こう側に話し相手がいます。電話ならば都合を聞く必要があるでしょうが、これなら自分都合でアクセスできます。そんなささやかな触れ合いを求めている人が、世界規模で急増しているのではないでしょうか。
招待してくれた友人には心苦しいのですが、なにが楽しいのか、いまだ理解できないままですが。
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