仏旗とは…

東京国際仏教塾の開講式の際、壁に貼られていた旗にお気付きでしたか?
あれは「仏旗」。六色仏旗とも言われ、1950年にスリランカで開かれた第一回世界仏教徒会議で、国際仏旗として採択されました。
6色とカラフルですが、それぞれの色には意味があります。
青…仏さまの髪の毛の色。心乱さず、力強く生き抜く力「定根(じょうこん)」を表します。
黄…燦然と輝く仏さまの身体。豊かな姿で、確固とした揺るぎない性質「金剛(こんごう)」を表します。
赤…仏さまの情熱ほとばしる血液の色。大いなる慈悲の心で、人々を救済することが止まることのない働き「精進(しょうじん)」を表します。
白…仏さまの説法される歯の色。清純なお心で、諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄(しょうじょう)」を表します。
樺(かば)…仏さまの聖なる身体を包む袈裟の色。あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱(にんにく)」を表します。インド、タイ、ビルマ等のお坊さんがこの色の袈裟を身につけていることが多いので、イメージしやすいかもしれません。
そして、輝きを意味する金色。
仏教徒が、仏教を開かれたお釈迦様(私たちが日ごろ呼ぶブッダ)の教えを守り、仏の道を歩んでいく旗印です。これを掲げることは、これから進む人生へ、お釈迦様がエールを送ってくれているという意味も含んでいます。

#東京国際仏教塾 #仏教を学ぶ #仏教を知る

開講式の特別講演、竹村牧男先生の後ろに配されている旗が「仏旗」。