オリンピックシンボルで思うこと…①

北京オリンピックが閉幕しました。3月4日からはパラリンピックが始まります。昨年の東京のオリンピック・パラリンピックは一年延期のほかに、相次ぐ役員関係者の交代や無観客開催などいろいろ問題が起きましたが、大会そのものにはとても感動させてもらいました。
四年に一度という機会ですので、何かオリンピックにちなんだ話が書けないか?と貧弱な頭を絞ってやっと思いついたのが「オリンピックシンボルで思うこと」でした。これを4回にわけ、書きつづっていきます。
オリンピックは日本では「東京五輪」「長野五輪」というように「五輪」です。これはオリンピックシンボルの「五つの輪」にちなんだ略称です。そこで、仏教で五輪で連想するものを考えてみました。「五」にこだわれば「五戒」「五悪」「五逆」など。「輪」に注目すると「輪廻」「法輪」です。法輪の「法」は仏法、「輪」は古代インドの武器。「法輪」は仏法の教えが煩悩を打ち砕く武器になることを例えたものです。お釈迦様が覚り開いて最初に説法したことを「初転法輪」といいます。この「五」と「輪」を合わせた「五輪」となると、思いつくのはお寺の境内やお墓で見かける「五輪塔」です。これがオリンピックとどう結びつくかを書き進めていきます。  -つづく 次回は3月14日-

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