レポートは、参考図書は難しい?

レポートの内容が難しいと感じる方も多いようです。ある修行体験に記録係として伺った時、「不安!」との質問を受けました。たしかに、第一線の仏教学者の講師に出すレポートに慎重になるのは当たり前です。
ただ、このレポートの成績(優・良・可・不可の4段階の評価)は、スクーリングと参考図書をどこまで理解できているか、間違った思考に陥っていないかを講師方がチェックするためのもの。それゆえ、コメント欄が設けられているのです。
お恥ずかしい話しですが、テーマ『釈尊のメッセージから受けた衝撃と私見』の一部に、アメリカのグランジロックバンド「ニルヴァーナ」と仏教用語のニルヴァーナを重ね合わせて書きました。世界のトップチャートバンドに名を連ねながら、なぜ、ボーカリストであり、フロントマンが27歳で自死を選んだのか。解散後、セカンドギタリストが米陸軍特殊部隊に入隊し、その後、コロンビア大学の哲学科に進んだのか、などなど。その内容に講師の方は唖然とされたかもしれませんが、それでも「優」を頂戴しました。
参考図書は、いまでも読み返します。特に、中村元先生の『ブッダの生涯』(岩波書店刊)には、生き方の指針となる言葉が溢れていました。もしも入塾していなかったら、この本との出合いはなかったのですから、ありがたいご縁だと思います。
人生には谷も山もあります。今がどん底と思っていても、実は中間地点ということも…。心が揺れ動く時に、仏教の教えは手を差し伸べてくれ、前を向く方法を伝えてくれます。

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