甘茶をかけてお祝いを!

本日は4月8日、お釈迦様の誕生日です。ご近所のお寺でも、花々に囲まれた誕生仏に甘茶をかけるお祝いの会、花祭りが開かれています。

さて、なぜ甘茶が使われるのか、ご存知ですか?

お釈迦様の誕生のとき、天に9頭の龍が現れ、甘い水を吐き、それを産湯に使用したとの伝説から。今でも、赤ちゃんの頭を甘茶でなでると「丈夫に育つ」という風習が残るところもあると聞きます。

この甘茶は、日本各地で栽培される「アマチャ」というアジサイの一種の葉から作られます。生の葉に甘味はありませんが、発酵させると甘味が生まれます。フィロズルチン、イソフィロズルチンなどの甘味成分がそれにあたり、砂糖以上の甘さになるとか。しかもノンカフェイン、ゼロカロリー。最近では、アンチエイジング作用があるとの効能に注目が集まり、ティーバッグタイプまで登場する人気ぶりです。

先人たちの知恵に改めて感じ入りながら、今からお祝いに出かける準備を始めます。

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