妙厳寺での修行体験の思い出

これまでは、仏像や寺院を巡るくらいしか、仏教に触れる経験がありませんでした。ふと、仏教を勉強すれば、お寺巡りも楽しくなるのでは?程度の軽い気持ちで東京国際仏教塾に入塾。その程度の発想ですから、開講式やスクーリングの先生方のお話を聞いていても、疑問符ばかりが浮かびました。スクーリングの授業では次々と先生に質問し、同期に入塾した方々を苛々させたのではないか?と、今、思い出しても冷や汗が出ます。

そんな素人状態で、お寺での修行体験&宿坊での雑魚寝デビュー!

移動時間や朝のお勤め、作務に合わせての早起きですから、もしかしたら座学の場で居眠りをしてしまうのでは?と不安を抱えていましたが、自分でもびっくりするくらい背筋を伸ばして勉強ができました。

作務の中には、妙厳寺本堂、廊下、境内の掃除以外、トイレやお風呂、食後の食器洗いなどあります。まだ若い男性の方でしたが、トイレ掃除などやったことがない様子。トイレ掃除用具を持ち、ぼう然と。年配の女性がテキパキと指示を出し、初体験が完了。
庫裏では、使用した食器の片づけがあります。こちらでは年配の男性が洗い場に思い切り洗剤を振りかけてしまい、あふれ出る泡の山!
お風呂のお湯を沸かす担当が大熊学監であったことも驚きました。塾生が割った薪を運び出している学監に「なにをなさっているのでしょう?」と尋ねたら「風呂を沸かす」と言われ、手ぬぐいのほっかむり姿でせっせと。外から「お湯の温度は大丈夫か?」と声をかけてくれ、格別なお風呂をいただきました。

ひとつひとつの作務に意味があることを理解するよりも、そんな思い出が残る修行体験です。疑似ではあるものの、お寺での生活を一度、経験してみたいという方は、私のような初心者でも、2泊3日を過ごせます。

東京国際仏教塾では、第35期の入塾者を募集中です。入塾の締切りは3月31日(金)です。
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