第36期 第1回妙厳寺・南無道場 修行感想文②
千葉の大多喜にある日蓮宗妙厳寺で行われた修行体験。参加なさった方の感想文を一部をご紹介いたします。
妙厳寺の修行を終えて R.A.
2日目の夜、妙厳寺ご僧侶の方々のご厚意で、太鼓やうちわ太鼓の練習をさせて頂いた。太鼓の経験はなかったが丁寧に教えてくださり、太鼓のリズムに合わせて数人でうちわ太鼓を叩きながら「南無妙法蓮華経」と唱え、繰り返し歩く練習をしたのがとても楽しかった。太鼓と「南無妙法蓮華経」とのリズムが心地よくまるで踊っているように感じで、仲間との一体感を味わった。「南無妙法蓮華経」と繰り返し唱えることでその先にどんなことが起きるのか楽しみにしながらその夜は高揚感に包まれてぐっすり眠れた。
翌日の朝勤で「南無妙法蓮華経」を繰り返し唱えた時にすっと涙が出て魂に直接響いているようでとても有難く感じた。なぜ涙が出たのか理解できず、野坂住職に伺ったところ、「無我になり仏性が発動したのではないか」と教えて頂いた。大乗仏教の提唱した「すべての人に仏性がある」、この私にも仏性があるのかもしれない。この気づきは忘れられない体験であり、嬉しく感じた。
法華経の教えである大曼荼羅に書かれている宇宙の恵みが私達を存在させている事や食事とは命の片割れを頂くこと、食事の前後で食物に感謝を伝える妙厳寺での修行を通して仏性を少し理解できたように思える。ただし、この体験に執着することなくこれからも楽しく仏教を学ぶ決心をして一歩を踏み出したことを改めて感じた。
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