浄土念仏修行のご報告

外気温38度オーバーの厳しい残暑の9月13日~15日まで、補足授業の「浄土念仏修行」が行われました。
会場は、千葉市にある光明寺です。参加人数は延べ68名。本堂の阿弥陀様へのご挨拶から始まります。
講師には鎌和田充生先生を迎え、当・東京国際仏教塾の大熊信嗣学監とともに、浄土宗の行儀に基づいて行われました。
この修行の中には、木魚を叩きながらおつとめをする別時念仏行、五体投地を行う礼拝行もあります。参加者の皆さんは、最初、慣れない手つきでリズムが合わずに木魚を叩いたり、日ごろ、正座とかけ離れた生活が多い中、立ち上がる際に「よいしょ」と言ったり、と苦心惨憺。しかし、不思議なもので、3日目にもなると、すべての音がひとつになり、動きもスムーズになります。

同時に、鍵和田先生による「念仏とはどういうものか」、学監の5回におよぶ講話に熱心に耳を傾け、メモを取り、真摯に向き合う姿がありました。
また、熱中症を心配していた光明寺の職員の方々は、参加者の丁寧な作務の様子に感心。これまでの修行で行ってきた作務の意味が、皆さんの心に染み入っていることを感じ入ったほどです。

今回は2024年春に卒業した塾生が手伝いに来てくれました。彼に対しても質問が飛び、休憩の時間すら無駄にしません。仏教に向き合う熱心な姿勢が心に残りました。
