日常には仏教に紐付く事柄が溢れています

米国東部時間1月21日(日本時間22日)に、米国野球殿堂入りが発表されたイチロー氏(51歳)。本塁打至上主義のメジャーリーグで、走攻守で魅せた唯一無比のプレースタイルが認められたことに嬉しさを感じます。

得票率は394票中393票の99.7%、1票足りません。会見では、投票してくれた記者に感謝するとともに、投票しなかった一人の記者へ「名乗り出てください。一緒にシアトルの自宅で呑みましょう」とジョークで返し、記者たちの笑いを誘いました。もっと感じ入ったのは満票でないことを「不完全だからいい」という発言です。ご本人が意識した言葉かどうかはわかりませんが、「完璧な人などいない」という人間の本質を指していました。

そして次世代の野球人に対しても「体が怠けてダメになっていくように、メンタルもそう。メンタルを鍛えたいなら、厳しい道を選ぶしかない。負けたとしても、それが糧になる。いかに厳しい道を選べるかということに尽きると思います」とも。
大きな成果を得るためには、それが棘の道であれ「一歩ずつ進むしかない」と続けています。

一筆で書き上げた円形の墨跡を、どこかのお寺で目にしたことがあるかと思います。
円相図(えんそうず)、一円相(いちえんそう)です。終わりもない、始まりもない形は、さとりや真理、宇宙全体を象徴したもの。禅宗では、さとりをあらわす究極の形とされています。
高僧と呼ばれる人は、後世に評価された方々です。自身では決して口にしませんし、狙うものでもありません。その方々は、一足飛びに、円相の境地に達することなど出来ないことを知っているのですから。その心境に至るために、日々、努力し、学び、修行を怠らないのです。
イチロー氏もしかり。修行僧のごとく、今も地道に努力を重ね、自身の道を進んでいるだけ。その姿がひとつ、認められたのです。

仏教は奥深い世界です。
しかし、少しでも学ぼうという気持ちがあるなら、その一歩を踏み出してほしいと思います。
踏み出し、学んで行くと、ニュースで取り上げられた言葉にも敏感に反応することが出来ます。世の中には、仏教に紐付く言葉や価値観が溢れています。知っているか、知らないか。これだけでも毎日の過ごし方や捉え方が違ってきます。

東京国際仏教塾では、入塾説明会を2月24日(月・振替休日)に開きます。説明会に参加しても、入塾の必要はありません。あくまでも、第一歩の「覗いてみよう」でいいのです。そして、東京国際仏教塾に興味が湧いたら、次の一歩へと歩みだしてください。

なお、説明会に参加するには、事前にメールでの申し込みが必須です。以下をご参照ください。

第37期オンライン説明会に参加希望の方は
1…名前(フルネーム 出来れば読みをご記入ください)
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4…東京国際仏教塾への質問(質問がなければ「なし」でOK。3番までご記入ください)
また、FAXでの申し込みも可能です。上記の1~4までご記入の上、確認のための連絡用電話番号と返信先のFAX番号をお願いいたします。

また、会場での参加(若干名)も可能になるように、現在、調整中です。(※これはアップ日によって違ってきます。5日なら、このまま。12日ならば、「若干名ですが、会場での参加も可能です。ただし、事前の申し込みは上記のメール宛で、会場参加希望とご記入ください。」となります)

申し込みいただいた方には、説明会前日、2月23日(日)までに、ZOOMのID&パスワード等をメールいたします。

オンライン説明会参加申し込みメールアドレス:jimukyoku03@tibs.jp
FAXでの申し込み:03-5838-6838

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