【 観賞券プレゼント】見逃せません!京都国立博物館 特別展「日本、美のるつぼ—異文化交流の軌跡—」
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京都国立博物館では、4月19日(土)~6月15日(日)まで、大阪・関西万博開催記念 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」が開催されます。日本美術の名品中の名品が一挙に集結。その数、国宝18件、重要文化財53件を含む、約200件の作品です。しかも、京都国立博物館が持てる力を存分に発揮し、逸品を集結させたものばかり。巡回展はありませんから、この機会を見逃すことは、もったいない!に尽きます。
今回の特別展の開催は、4月13日から開かれる大阪・関西万博がきっかけです。
日本は1867(慶応3)年のパリ万博に出展。このときは江戸幕府とは別に、薩摩と佐賀が、藩の独自性をアピールしました。明治政府が正式に参加したのは1873(明治6)年のウィーン万博。敷地内に日本庭園を設け、日本旋風を巻き起こしました。しかし、このころ、ヨーロッパにあふれていた日本美術は輸出工芸品や骨董品が中心。珍奇なコレクション・アイテムというイメージを西洋諸国からもたれていました。

現在でも世界中で「ビッグ・ウェーブ」と呼ばれ、不滅の人気を誇る葛飾北斎の浮世絵もこのころ西洋諸国から、その価値を見出されたものです。日本では大衆的であった浮世絵が、ゴッホを魅了し、ドビュッシーの交響曲、クローデルの彫刻まで影響を与えました。いわばジャポニスムの代表的な顔になっています。
今回の特別展では、『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』のほか、『凱風快晴』『山下白雨』などが登場します。


しかし、西洋諸国と肩を並べたい明治政府は、西洋人のエキゾチシズムを満たすことだけでなく、日本が美術や歴史をもつ「文明国」であることをアピールしようと考えました。

幾度かの参加を見送り、明治政府は1900(明治33)年、国の威信をかけ、パリ万国博覧会へ参加。目的は、世界に見せたかった日本独自の美術を披露することです。合わせて、独自性を強調した「官製の日本美術史」として、新たに日本初の西洋式の美術史を編纂。フランス語で刊行された豪華本は『Histoire de I’Art du Japon』と銘され、翌年、和文でも『稿本日本帝国美術略史』として公刊され、現代の私たちが認識する日本美術史の原型となりました。


また、西洋人の反応を受けて「琳派」を日本らしさの典型として認識するようになったのです。

万博の参加を通じ、明治政府は既存のイメージを払拭すると同時に、西洋の芸術や美術、工芸、工業といった概念に合わせた「ファイン・アート」の出品を奨励し、国の威信を高めることに努めました。
こうした動きは国宝の指定制度や国立博物館の整備と軌を一にするものです。
官製美術史が〝日本らしさ〞を強調することを命題としたのに対し、実際に日本に伝世した美術品の多くは、暮らしに根ざし、海外との活発な交流を物語っています。この展覧会を通し、海を越えて行き来した人々、技術、概念の軌跡を、日本の名品をたどることで堪能出来ます。

現代に伝わる名品も、海外交流で生まれたものが少なくありません。古今東西の文化が交じり合い、緻密でダイナミックに形づくられているのです。


今回の特別展のタイトルには「るつぼ」という言葉が使われています。るつぼとは、物質を高温で熱するのに用いる耐熱性の容器のこと。転じて、種々のものが混合、融合することをたとえています。
日本にもたらされた様々な異文化との交流と、そこから美しい品々を生み出してきた歴史を意味し、その旅路を楽しんでいただきたいという主旨があってのこと。
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交流のるつぼの中でたぎっていた逸品を、新たな視点で味わえる絶好の機会になることは間違いありません。

無料観覧券を5組10名様へプレゼント!
東京国際仏教塾では、京都国立博物館 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」の観覧チケットを、5組10名様へプレゼントいたします。
下記のメールアドレスへ応募ください。
京都国立博物館 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」観覧チケットプレゼント応募メール送付先→jimukyoku03@tibs.jp
応募の際は、1…名前、2…年齢、3…住所(郵便番号を明記)をご明記ください。
※応募多数の場合は抽選となりますこと、ご了承ください。
※チケットの送付にて、プレゼントの当選者といたします。
※お申し込みメールへの返信はいたしません。
なお、プレゼントの申込締め切りは、3月30日(日)午後5時までといたします。
【開催概要】
大阪・関西万博開催記念 特別展「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」
展覧会公式サイト:https://rutsubo2025.jp/
会期:2025年4月19日(土)~6月15日(日)
前期展示:4月19日(土)~5月18日(日)
後期展示:5月20日(火)~6月15日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
開館時間:午前9時~午後5時30分(金曜日は午後8時まで)※入館は閉館の30分前まで。
休館日:毎週月曜日、※ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館
観覧料:前売券 一般1,800円、大学生1,000円、高校生500円
当日券 一般2,000円、大学生1,200円、高校生700円
会場:京都国立博物館 平成知新館 https://www.kyohaku.go.jp/
京都市東山区茶屋町 527
TEL:075-525-2473(テレホンサービス)

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