お釈迦様の誕生に感謝

明日が4月8日、お釈迦様の誕生日です。
釈迦族の王子、ゴータマ・シッダッタ=釈尊が、この世に誕生されたおかげで、仏教は誕生しました。そのありがたさを伝える日だと想っています。

お釈迦様の生涯は、誕生から亡くなるまでの出来事を分けると「八相」になると言われます。
この八相には諸説ありますが、概観すると
受胎…兜率天から降りて母体に宿る
出生…ルンビニーで誕生
処宮…釈迦族の王子として、宮殿で生活
出家…29歳。王宮を出る
降魔…さとりの道を邪魔する悪魔を降参させる
成道…35歳。ブッダガヤの菩提樹の下でさとりをひらき「ブッダ」となる
転法輪…サルナートで法を説き、教化をする
入涅槃…80歳。クシナガラの沙羅樹の下で生涯を終える
です。

私たちの日々や生活には「もしも」という事柄がたくさんあります。
それを当てはめるなら、お釈迦様が釈迦族の生活を満喫し、宮殿にとどまり続けていたら…。悪魔の誘惑に負けていたら…。さとりをひらく努力をされなかったら…。法を説かれなかったら…。
お釈迦様の、言い尽くせないほど広く、温かなお心があってこそ! もしも、そのお心がなかったならと考えてみましょう。
私たちは「生・老・病・死」の四苦、「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五薀盛苦」の四種の苦に悩まされ、煩悩に振り回され、執着し、迷いの世界から抜け出すきっかけすら見つけられないまま、生き続けていたかもしれません。

Happy birthday Buddha!
そして、Thank you for being born, Buddha!

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