第37期の第1回目の修行体験のご報告

東京国際仏教塾のポリシーのひとつに「自分自身の体を通し、仏教を理解すること」があります。話を聞いただけ、本を読んだだけの頭の中の理解ではなく、体験することで新たな気付きに出会えるからです。
それは、日常のあらゆるシーンにおいての、こだわりを捨てることにも繋がっていきます。

今回の修行体験も例年通り、千葉県にある大多喜南無道場 妙厳寺です。
近隣の方々から「大坊さん」と呼ばれるほど、地域にも根ざす妙厳寺。開山は約500年前と古く、寺有地は約6万平方メートルと広大。修行体験の食材も、境内や裏山で調達されたものです。山門は江戸・寛政年間の建立、1992(平成4)年に大改修を行った本堂のほか、明治のはじめに建立された「七面堂」もあります。

A組の初日は寒かったものの、それ以外の日程は穏やかな天気が続きました。
都会から離れた自然豊かな環境の中で、第37期入塾の方々にとっては初めての修行体験です。野坂法行住職や大熊信嗣学監の講話や座学で登場する聞きなれない仏教用語、団扇太鼓を叩くリズム、薪で焚くお風呂の作務など、様々な面で戸惑があったかもしれません。しかし、このひとつひとつが学びを深めるため。体験しなければ得られない、新たな気付きにきっと出会えたことでしょう。A班、B班の活発な質疑応答から、仏教に向き合う真摯な姿勢が伝わってきたのは、紛れもない事実です。

期間中、野坂住職縁りの日蓮宗の僧侶や卒塾生がA班、B班とも各8名の方々がフォローに入ってくださいました。作法、作務や食事などにもお手伝いいただき、温かなご縁に感謝するばかりです。

この修行体験の様子を、約3分の動画にまとめました、ご覧ください。

※動画再生時には音楽が流れます。ご注意ください。

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