東京国際仏教塾 専門課程は (2)
第1回 仏教塾・専門課程とは
当塾の専門課程は、日本仏教の主要七宗派それぞれの教えと実践に、より深くふれていく課程です。宗派ごとの違いを知識として比較するだけではなく、それぞれの宗派が大切にしてきた時間の流れ、所作の意味、場の空気を、実際の現場で受けとめていきます。
禅宗の教場では、坐禅を通して静けさに向き合います。ある宗派では、念仏や唱題を通して声にのせて教えを味わいます。また、声明や法式を通じて、形を整えることの意味を学ぶ場もあります。寺院での作務や法要への参加、住職・僧侶との対話、仲間との時間もまた、学びの大切な一部です。仏教が遠い教養ではなく、今を生きる自分の呼吸や姿勢、ふるまいに結びついていく。その実感が、専門課程にはあります。
専門課程で学べること
専門課程では、宗派ごとの教えにふれながら、実践を通して仏教を体で受け取っていきます。読経や声明、坐禅、写経、作務、唱題、念仏などの経験を重ねるなかで、教えは単なる知識ではなく、自分の内側に少しずつ息づいていきます。
仏教を単に座学だけではなく、実際の体験を通して学びたい方。日本仏教の主要な宗派を幅広く知り、自分に響く学びを見つけたい方。寺院という場で、現役の住職や僧侶から直接学びたい方。日々の呼吸や姿勢、ふるまいを見つめ直し、暮らしのなかに仏教を生かしたい方。同じ志を持つ仲間とともに、世代や背景を超えて学び合いたい方に、この専門課程はひらかれています。
講義室だけでは感じられない緊張感、静けさ、温かさ、規律、祈りの空気に身を置くことで、宗派ごとの特色がより深く伝わってきます。仏教を「わかる」だけではなく、「身につく」「沁みてくる」ものとして学べることが、この課程ならではの価値です。
本連載では、そんな専門課程の全体像と、七宗派それぞれの魅力をご紹介していきます。


