NEW!「宗教」とは何か
2024年 東京大学仏教青年会館で行われた東京国際仏教塾 開講式での竹村牧男先生の記念講演『宗教とは何か』のポイントを全3回の連載形式でご紹介します。
【第1回】「宗教」とは何か ―― 究極の解決を求める営み
「宗教」と聞くと、多くの日本人は特定の神仏や教団を思い浮かべるかもしれません。しかし、宗教学者の岸本英夫は、宗教を「人間生活の究極的な意味を明らかにし、人間の問題の究極的な解決に関わりを持つと信じられている営み」と定義しました。
ここには、以下のような特徴があります。
- 必ずしも神を立てるとは限らない:釈尊(お釈迦様)の教えは倫理的であり、超越的な要素はあまり出てきません。
- 自己の主体を自覚する:禅のように、客体としての神仏を否定し、自己の絶対主体の命を自覚する立場もあります。
- あらゆる課題が対象となる:病気、死、人間関係など、個人が抱える「最大の課題」を解決しようとする営みが宗教なのです。
仏教を学ぶ第一歩は、こうした「人生の究極的な意味」を問い直すところから始まります。(事務局)
—- 第2回に続く—-

竹村牧男先生(2024年東京国際仏教塾開講式にて 於)東京大学仏教青年会館)

