2023年2月10日 大洞龍真塾長 講義記録 絶対価値の世界に触れる -仏教を学び、無限を感じる- はじめに 仏教よりもさらに広い概念として宗教があります。宗教と仏教というのは、当然関連もしているし、宗教の概念を知った上で、仏教を知っていくことは非常に重要だと思います。 宗教を広く学ぶと、宗教間や宗派間のいろいろ相違点 […]
2022年11月7日 渡辺章悟先生 講義記録 大乗仏教論 ―大乗仏教の柱としての説法者ダルマバーナカ― 大乗の起源とそのポイント 大乗とは新たな教えをまとめ、それを宣教する仏教運動であったわけですが、大乗経典の編さん者は一体誰なんでしょうか。「私が書きました」という著者名はどこにも書いてありませんね。大乗経典もそれ以前の […]
2022年11月4日 小峰彌彦先生 講義記録 日本仏教史 仏教の歴史的展開は、釈尊にはじまり部派仏教→大乗仏教→密教と継承されて今日に至っています。大乗仏教の興起は紀元前後であり、密教の展開は七世紀という流れです。しかし日本への仏教伝来はこの歴史的順ではなく、たとえば奈良・平安 […]
2022年5月9日 中野東禅先生 講義記録 聖者に会う心構え お釈迦さまが祇園精舎においでになるときに、そこの王さま、パセーナディ王がはだしで訪ねてくるんです、お釈迦さんのお寺に。祇園精舎にはお寺のレンガ造りの跡が広大な土地にございます。発掘しているんだと思うんですけど。お釈迦さま […]
2021年11月16日 渡辺章悟先生 講義記録 大乗仏教の柱としての第二の転法輪 一、はじめに 「大乗仏教の柱としての第二の転法輪」というテーマでお話いたします。大乗仏教の思想というのは、これからお話しするものばかりではなくて、たくさんの思想があります。それぞれの経典がそれぞれの思想というのを持ってい […]
2021年11月9日 小峰彌彦先生 講義記録 日本仏教史 ―神と仏教の関係を柱に考える― 日本の仏教を考えると、歴史学の視点からの仏教の見方が基本ですが、それだけだと案外見落とされていることもあります。そこで今回は、仏教の立場からとらえた日本の仏教史を見ていきたいと思います。 たとえば、神社とお寺はまったく別 […]
2021年8月12日 佐野靖夫先生 講義記録 仏教概論 2500年ぐらい前に説かれたとされる仏教がどれほどの意味を持っているのでしょうか。お釈迦様の言葉は、その時代、地域によって解釈がさまざまに異なっております。バリエーションの多さを見たときに、仏教は他の宗教を圧倒しているだ […]
2021年8月5日 竹村牧男先生 講義記録 発菩提心を慶ぶ 一、菩薩とは (一) 菩薩とは誰か 大乗仏教徒を菩薩というわけですが、この菩薩とは、サンスクリット語のボーディ・サットヴァのこと。ボーディは菩提すなわち悟りの智慧です。サットヴァは衆生とか、命あるものです。ただ植物を除く […]
2020年7月3日 渡辺章悟先生 講義記録 大乗仏教の菩薩とは 1-大乗以前のブッダ観と菩薩 (一) ブッダ buddha とシャカムニ仏 サンスクリット原語 buddha に相当する音写語、〈覚者〉(目覚めた人)と意訳される。なお、〈仏〉は、方言的に縮小化した原語の音写語。めざめ […]
2020年6月22日 佐野靖夫先生 講義記録 仏教概論(第32期スクーリング講義) 「仏教概論」ということで、皆さんと一緒に考えたいと思います。ご存じのように仏教は今から2500年ほど前にお釈迦さまが説いたとされています。仏教はもちろんインドで生まれたのですが、そのままで伝わったものではない。例えば北回 […]