NEW!「宗教」とは何か(2)
2024年 東京大学仏教青年会館で行われた東京国際仏教塾 開講式での竹村牧男先生の記念講演『宗教とは何か』のポイントを全3回の連載形式でご紹介します。今回はその第2回です。(事務局)
【第2回】現代を生きる知恵 ―― 伝統から「個人の探求」へ
現代の日本において、宗教は「文化・制度・組織・個人」という4つの次元(ディメンジョン)で捉えられます。かつてのように地域や家族に支えられた「制度宗教」
の影響力が薄れる一方で、今注目されているのが「個人宗教」です。
- 自分なりの世界観を築く:共通の価値観が失われた都市化社会では、自分なりの人生観・世界観を築くことが必要になります。
- 自分探しの営み:特定の団体に属さずとも、哲学書や宗教書、芸術に学びながら「究極的な価値」を求める歩みそのものが宗教的といえます。
- 宗教は不滅である:社会の表面から宗教活動が見えにくくなっても、個人の内心における「自己の意味の探求」としての宗教はなくなりません。
仏教塾は、こうした「自分自身の拠り所」を模索する現代人にとって、確かな道標となるはずです。(第3回へ続く)

