東京国際仏教塾の学びの一年―令和7年度・第37期生 開講式のご紹介―

東京国際仏教塾では、1年間を通して歩む「学びの旅」を、シリーズとして皆さまにご紹介してまいります。
第1回は、令和7年4月24日(金)に執り行われた開講式の様子です。

令和7年度 第37期生 開講式・第36期生 閉講式

本年度は、第37期生30名の皆さまをお迎えし、東京・本郷にある東京大学仏教青年会館にて開講式が行われました。
席につかれる新入塾生の皆さんの表情には、「これから一年、仏教を学んでいくんだ」という静かな緊張と期待がにじみます。

第37期生は、女性13名/男性17名
ご年齢も21歳から83歳までと幅広く、遠く沖縄や四国から参加された方もおられます。人生経験も背景も異なる仲間が、一つの志をもって集まる――それが仏教塾らしさです。

一方、1年間の修行と学びを修めた第36期生は、久々の再会に笑顔がこぼれ、達成感を胸に閉講式を迎えました。
初対面だった人同士が、「仏道を共に歩む友」として深くつながっていく――そこにも、仏教塾で学ぶよろこびがあります。

式典のようす

午後12時半、丸山芳史事務局長の司会により式が開式。
大熊信嗣学監の先導で、会場全体で「三帰依文」「四弘誓願」をお唱えし、清らかな雰囲気のなか式が始まりました。

続いて、

  • 第36期生への修了証授与
  • 新入塾生の紹介
  • 塾長・役員からのご挨拶
  • 新入塾生代表による「入塾の誓い」

と式が進み、皆さんの胸に静かに熱い思いが満ちていきました。

塾長・会長からの言葉

大洞龍真塾長は、初代塾長の開講式挨拶を引かれながら、次のように語られました。

「物質的豊かさが重んじられるいまこそ、心の拠り所としての仏教が必要です。
伝教大師が示されたように、“真実の国宝とは、道心ある人”です。
仏法を求める心を大切に歩んでほしい。」

そして、仏教塾の特色として

  • 仏教全体を幅広く学べること
  • 修行体験を通して、体で仏教に触れること
  • その後、自分が惹かれる宗派をじっくり学べること

を挙げられ、新たに歩みはじめる塾生への期待を述べられました。

また、宇田好文・塾の会会長は、

「名声や富といった相対的な価値ではなく、誠実さや礼節、美しい心の働きなど“絶対的価値”を育むのが宗教です。仏さまの教えにふれた学びを、ぜひ今後の人生に生かしてほしい。」

と温かい励ましを寄せられました。

記念講演・皆勤賞

式典後は、午後1時50分より竹村牧男・元東洋大学学長をお迎えし、
**「発菩提心」**をテーマにご講演いただきました。

浄土教、とりわけ親鸞聖人の視点、そして密教の視点から「発菩提心」を説かれ、
新入塾生にとって大きな学びの一歩となる時間となりました。

また、第36期生のうち、必須・任意すべての修行と専門課程に一日も欠かさず参加された4名の方に、塾長より皆勤賞が授与されました。


一年を通した精進の積み重ねが、静かな感動を呼びました。

いよいよ、第37期生の一年が始まります

こうして新たに、第37期生の学びがスタートしました。
年齢も経験も異なる仲間が、互いに支えあいながら歩む一年。
その日々の中で、人は必ず変わっていきます。

次回は、講義・修行の様子をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに。

(続く)

第37期生代表による「誓いの言葉」

第36期生卒塾生に修業証・修了証授与(一人づつ塾長より手渡され、喜びもひとしおです。

塾特別講師 竹村牧男先生(元東洋大学学長)の記念講演