京都からの便り⑥ 興聖寺
京都からちょっと足を伸ばして、宇治散策の画像です。
平等院という超有名処はありますが、ラストの6通目は、宇治川を挟んだ平等院の反対側、通好みの興聖寺の様子をお届けします。
1233(天福元)年、鎌倉時代に道元禅師が開創したお寺です。当時は京都・深草にあり、日本初の僧侶の育成の修行道場。ここから、曹洞宗初開道場といわれているそうです。この地に移ったのは1645(正保2)年。日本の14,000ヶ寺以上ある曹洞宗の中で最古の寺院です。道元禅師の自作とされる本尊の釈迦牟尼佛、道元禅師坐像や三面大黒天など尊像を拝見することもできます。法堂(慶安2年)は伏見城の遺構。鴬張りの廊下、血天井、杉戸絵などがあります。血天井と聞くとつい身構えてしまいますが、天井に配することで戦った方々への敬意を表しているそうです。
現在も禅道場として使われ、修行僧の生活や典座で食事作りの様子が垣間見えるそう。その修行僧の方々とおなじように、僧堂(坐禅堂)での坐禅や食事など一拍二日の宿泊参禅(3,000〜7,000円)や、これはちょっとハードルが高いと感じる人向けに、日曜参禅会や体験坐禅なども行っているとのことです。
曹洞宗・物徳山 興聖寺
〒611-0021 京都府宇治市宇治山田27-1
TEL:0774-21-2040
https://www.uji-koushouji.jp/
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