先生はブッダひとり

「だれが生徒で先生か」という童謡があります。この『めだかの学校』を手がけたのは作詞家の茶木 滋さん。1950(昭和25)年、NHKから「春らしいのんびりとした明るい歌詞」を求められたそうです。悩んでいたときに、息子とふたりで近所を散歩していたときのことを思い出しました。小川で泳いでいためだかを見失った茶木に「待っていればまたくるよ、ここはめだかの学校だから」という息子の言葉です。それをヒントに、一気に歌詞を書き上げたという逸話があります。
世界はむろん、日本でも数多くの宗派がある仏教。興味があるひとから「どう違うの?」と問いかけられることが多くあります。
その疑問には、歴史上の流れ、それぞれの宗派の宗祖や開祖の解釈、アプローチに違いがありますから、具体的に、そして簡単に伝えることは不可能です。
共通していること、それは「先生」がブッダひとりであり、私たちは「生徒」と明解であること。
しかも、約2500年前に誕生した「先生」は、いまだ柔和な表情を浮かべ、とてもしなやかな心をもって接してくれます。
そんなブッダの教えの片鱗に触れることができる今。これはとても幸せなことだと思いませんか?

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