だれも一緒に来てくれない「無一随者」①

5月に何があっても誰も代わってくれない、身代わりになってくれる者はいない、自分がしたことの報いは自分が受ける—という『仏説無量寿経』の「独去独来 無有代者 身自当之」という連載コラムを公開しました。

今回はその続きで「独去独来 無一随者」、随いてくる者は一人もいない、誰も一緒にきてくれないというお話です。誰も代わってくれない、誰もついてきてくれない。「独生独死 独去独来」、人は独り生まれ独り死に、独り去りて独り来る。一人ぼっちの寂しさを思わせる言葉ですが、お釈迦様は、これが人生の真実の相だと説かれています。コロナで家族との最後のお別れもなくたった一人で亡くなっていく映像がテレビで流れますが、「独りで亡くなる」—それをどう受け止めればいいのかを考えるお話です。

毎週金曜日 全6回で公開いたします。次回は9月2日(金)です。

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