「四弘誓願」を称える意味

開講式の時に、第34期卒塾生、第35期入塾者とともに斉唱した「四弘誓願」。第34期の方はご自身の入塾式で称えられましたのでおわかりだと思いますが、仏教初心者の方は、なんのことだろうと思われたかもしれません。

すべての仏・菩薩方は誓願を立てます。これを総願といいます。総願は、共通する4つの誓いと独自に立てる誓願で構成されています。この前者が「四弘誓願」。大乗仏教の仏教徒の全てが称えるものです。後者は別願。別願には、阿弥陀如来なら四十八願、薬師如来なら十二願、普賢菩薩なら十大願など独自の願があります。この別願によって、その仏・菩薩方の目的がクリアに表現されます。

東洋大学前学長の竹村牧男先生が4月21日の入塾・卒塾式の特別講演で語られたように、仏教を学ぼうと誓願を立て、あの場に集い「四弘誓願」を称えた時、まさに菩薩の位置に立ったということです。
これから1年、半年をかけ、仏教の学びを深めていただきたいと思います。

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