第35期 第1回修行体験が修了!
千葉県夷隅郡大多喜町 にある大多喜南無道場(日蓮宗法受山妙厳寺)で、東京国際仏教塾 第35期入塾生にとっては初めてとなる修行体験が行われました。A組B組ともに、JR内房線五井駅から当塾で用意したバスでの移動です。妙厳寺の周りはコンビニエンスストアが1軒もない山深い場所に位置していますので、驚かれた方が多かったように見受けられました。A組はストーブを入れるほど寒く、対してB組は温かく、山寺の気温も塾生の方々を振り回します。
到着から大熊信嗣学監、住職の野坂法行師による学ぶ心、姿勢、作法など仏教の初歩から始まる講座や法話。食事は命をいただくことにつながるのだから厳粛な気持ちで臨むことが必須。作務はノルマと捉えるのではなくなく、仏教を学ぶ者の環境を整えることであると伝えられました。塾生が自ら割った薪を使う入浴は、日常のDIYやキャンプとは違う、意味ある行為との印象を受けられたのではないでしょうか。
夕暮れに始まり辺りが暗くなるまで行われる静坐・唱題行。心を静め、心を深めていく意味で重要です。本堂で称える「南無妙法蓮華経」、鳴り物の力強さが、回を重ねるほど増していきました。
仏教を、頭だけで考えるのではなく、身体や生活の場を通し、どのように学んでいくか。この信念を修行体験を通し、35年以上も伝え続けている当塾らしさを体感いただけたと思います。
また、当塾の卒業生が集う「法友の会」の方々、後期の専門コースで日蓮宗を学ばれた先輩が友人同伴で、それぞれの組に、計10人ほど手伝いに駆けつけてくれました。ありがたいことです。感謝申し上げます。
この修行体験の様子を約3分の動画にまとめました。ご覧ください。
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