第35期 「浄土真宗を学ぶ」を終えて②

入門課程の補足授業「浄土真宗を学ぶ」が無事、修了。第35期の参加者の方々から感想を頂戴しました。いくつかの感想文をご紹介いたします。その2回目です。

宗祖の信念を屋台骨に据え、迎合と見紛う“時代との関係性維持”を社会に向け真摯に試行中の宗派と解釈した。難解な仏教構造に触れ、改めて釈尊との距離感に嘆息した前日のスクーリングから一転、現在進行形の仏道実践例を一仏教探検隊員は体感した。修行会場の瑠璃光院白蓮華堂はその形状も機能も新宿のビルの谷間に咲く“蓮の華”そのもので、暖かさと芯の強さを備えている。違和感が一瞬に蒸発するグランドピアノ鎮座の本堂を始め、多目的ホール然の堂内は“お寺は暗く抹香臭い”を飛び越えている。宗祖信念を具現化すべく必要最低限のシンプルさに挑戦しているように思える。長い歴史の多くの時代で衰退危機に遭遇した仏道が、令和の時代にチャンと生きているじゃないか!(Y.S.さん)

「日曜礼拝」に参加させて頂いた中で、正信偈の真四句目下が、普段の聞き慣れたものと違い、大変難しかったです。僧侶の方々の声に聴き惚れながら、私も報恩感謝の気持ちを阿弥陀様にお届けしたいという気持ちで、懸命に真四句目下の節回しについていきました。その後の「声明体験」では、一般的に読まれている草四句目下の正信偈を、節譜の読み方から音の上げ下げまで、一行一句説明をして頂きました。このおかげで、家でも読誦する事が出来るようになりました。館内の見学も、お寺の歴史や宗派のしきたりを知る上で大変勉強になりました。また様々な文化財の保全活動に取り組まれている事を知りました。末法の世にあり行も証もなくなり、どう救われたら良いか悩んでいた凡夫の私が、皆様に導かれ、仲間と共に称名し、親鸞聖人の教えを学ぶ機会を得て、新しい体験をしました。その事に今、感謝をしています。(M.Y.さん)

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