第35期 「浄土真宗を学ぶ」を終えて①
入門課程の補足授業「浄土真宗を学ぶ」が無事修了し、第35期の参加者の方々から感想を頂戴しました。2回に分け、ご紹介いたします。
はじめて声に出した「正信偈」が印象的でした。意味はわからないまま、ただ声を出す、伸ばす音や音程の上下に集中して声を合わせている間は、余計なことを考えたり、思い出したりする余裕がなく、ちょうど山道を歩いているときに次の足をどこに置くか“だけ”を考えているのに似た感覚でした。(M.M.さん)
ご指導の僧侶の方々が口々に発する「身を粉にしても報ずべし」「骨をくだきても謝すべし」という強めの言葉。はじめは驚きましたが、阿弥陀様、釈尊への全幅の信頼があったればこそ、当たり前に発する事が出来るのだと気付きました。そこまでの境地に自身も至る事が出来るのか…、いや「至ってみたい」と、これからの学びへの思いを新たにしました。(S.B.さん)
浄土真宗の教えや、「正信偈」に節をつけた勤行をご指導いただきました。本堂の壁画となっている敦煌莫高窟のレプリカの由来や、構造に使われているホワイトコンクリートのお話、水琴窟や自動でお骨が運ばれる全自動室内墓所の実演などを見せていただき、得難い体験が盛りだくさんの、素晴らしい一日となりました。(Y.O.さん)
新宿瑠璃光院白蓮華堂は新宿駅近くのモダンな建物なのに堂内はとても静かで水琴窟の音までも良く響くような設計がなされていました。都会の中で暮らす方々にとって日常から気持ちを切り替えられる貴重な場なのだろうなと感じました。お寺にも色々な形があって、どの道を登るかは違っても目指す山の頂は同じなのだという言葉が身に沁みた気がします。良い経験させていただきありがとうございました。(R.K.さん)
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