専門課程真言宗-キラキラした人になれる修行

第34期　K.T.

まず最初に私が言いたいことは、この地蔵院が私の最初の修行の場で幸せだと思えることです。

なんとなく、専門課程の修行は、「厳しくて、大変そうだ」、と思っていませんでしたか？　私は、そう思って覚悟をして最初は臨んでいきました。直接指導してくださる村上先生、見守ってくださる根岸大住職、本住職、助手をしてくださる長沢先生、島田先生。指導してくださる住職や先生方、食事や身の回りの事を助けてくださるちかさんが、心も接し方も、とても優しいのです。また、色々な相談やアドバイスにも対処してくれ、心からありがたいと思いました。修行させていただき、学ばせていただく環境としては、先生方の優しさのおかげで、とても精神的に救われました。

大変さ、という意味では、カリキュラムの中で、お経の暗記や、声明が難しくてなかなか上手にできない、といった大変さ、というのはありましたが、自宅での自主練習をするかしないか、どれくらい時間をかけたかで、圧倒的な個人差が出てきていました。34期（再履修生を含む）の仲間は、気さくに話がしやすいメンバーで、とても進みが早い人には、どうやってそこまで早く進んだのかを気軽に聞けるような人柄だったので、お互いに同じ方向に向かって向上し合える仲間ができてとても良かったですし、やる気にもつながりました。

そんな先生方と同期の仲間との良い相乗効果で、最終的には、本住職から、「みんな、キラキラしているよ！」と言っていただけるまでに、勤行が楽しいと思えるようになっていました。

また、いつも優しくご指導いただいたり励ましてくださった洞口事務局長に、心から感謝しております。この一年間で、とても素敵な恩師の方々と仲間に出会えたことで、またこれから先もとても前向きに頑張っていけそうで、将来が楽しみです。