2026年1月9日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 お正月は存在しない?―「刹那」を感じ、新たな「今」を生きる 明けましておめでとうございます。 新しいカレンダーをめくり、私たちは清々しい気持ちで新年を迎えます。しかし、科学的な視点で見れば、宇宙空間に「お正月」という物理現象は存在しません。地球は時速約10万キロで太陽を周回してい […]
2025年12月12日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 中道―極端を離れる智慧 「中道(ちゅうどう)を行く」。この言葉に、足して二で割るような無難なイメージを持たれてはいないでしょうか。しかし、お釈迦様が説かれた中道とは、安易な道のことではありません。それは、悟りへ至るために極端な偏りを離れる「智慧 […]
2025年11月14日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 量子力学と縁起ー「関係性」を示す世界像 私たちは普段、目の前のものが「確かにそこにある」と信じて疑いません。私が見ていようがいまいが、月は夜空に浮かんでいる。それが当たり前の感覚であり、近代科学もまた、この「客観的実在」という前提のもとに発展してきました。しか […]
2025年10月10日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 「分別」を超えてー対立の生まれるもと 私たちは、自分と他人、善と悪など、あらゆるものに境界線を引くことで、この複雑な世界を認識しています。しかし、その境界線に固執し、「自分は正しく、相手は間違っている」と思い込む心が、SNSの誹謗中傷から国家間の戦争まで、あ […]
2025年9月12日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 他者と比較する「慢」という心 私たちは知らず知らずのうちに自分と他人を比べてしまい、優越感にひたったり、逆に劣等感や嫉妬に苦しんだりします。現代社会では、SNSを通じて、いっそう他者の成功や華やかな生活が常に目に入ります。なぜ、私たちはこのように比較 […]
2025年8月15日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 一切皆苦 ー思いどおりにならない世界ー 「人生は思い通りにならない」――私たちが日々、直面する現実ではないでしょうか。 お釈迦様は、約二千五百年前にこの真実を「一切皆苦(いっさいかいく)」という言葉で示しました。これは「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」と並び […]
2025年7月11日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 涅槃寂静—心の安らぎ 「諸行無常」「諸法無我」と並び、仏教の旗印「三法印」の一つとして掲げられる「涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)」は、仏教が目指す究極の境地であり、お釈迦様が到達された「さとり」そのものを示す言葉です。 「涅槃」とは、インドの […]
2025年6月13日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 諸法無我—「わたし」とは何かを見つめる智慧 仏教の教えには、私たちが迷いや苦しみから解放されるための道筋を示すいくつかの重要な真理があります。その中でも、「諸行無常」「涅槃寂静」とともに仏法の旗印である「三法印」の一つとして、「諸法無我(しょほうむが)」が説かれて […]
2025年5月9日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 諸行無常—移ろいゆく世界を見つめる智慧 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」。『平家物語』のこの有名な一節は、仏教の核心をなす真理の一つ、「諸行無常」を私たちに伝えてくれています。諸行無常とは、この世のあらゆる事物や現象(諸行)は常に移り変わり、一瞬も同じ […]
2025年4月11日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 お経の中の物語 —阿闍世王は救われるのか— お経の中には、時に私たちの心を強く揺さぶる物語が説かれています。 『観無量寿経』や『涅槃経』に登場する阿闍世(あじゃせ)王の物語もその一つです。父である王を殺し、母をも手にかけようとした重い罪を背負った王が、お釈迦様の教 […]