2023年7月14日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 仏の命をいきる 私たちは、命というものを考えるときに、個人や個体の命を想定してしまいますが、本当はそれを越えた無限ともいえる大きな命によって、あらゆるものが生かされているのではないでしょうか。 現代の物質文明に生きる人々は、自分の命は自 […]
2023年6月19日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 カースト制と仏教 インドには、古代よりカースト制(ヴァルナ・ジャーティ制)と呼ばれる身分制度があり、今でも根強く残っています。 カースト制は、紀元前13世紀頃にインドに侵入したアーリア人が、先住民を隷属民(シュードラ)として最下層に位置づ […]
2023年5月15日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 「縁起」の道理を見失った環境破壊 お釈迦様は、すべてのものは他のものと網の目のようにつながって、関わり合って存在しており、一つとして独立して存在しているものはないという「縁起」の道理を説かれました。 この「縁起」の道理で世界を見ていくと、周りがあって自分 […]
2023年4月10日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 仏教の宇宙観 インドで生まれた仏教には、インド人の宇宙観が取り入れられています。世界の中心には、梵天や帝釈天などの神々や天人の住む須弥山(シュメール山)が高くそびえ(高さ100万km以上)、それを取り巻く九つの海に四つの大陸(四大洲) […]
2023年3月10日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 最先端の物理学と「空」 「空」とは、すべてのものは実体を持たず、常に移ろいゆくものであることを表しています。これは、あらゆるものは繋がり合い、依存し合って存在しているという「縁起の道理」を、別の形で表現したものです。また、「色即是空、空即是色」 […]
2023年2月20日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 科学と宗教について 科学と宗教は、全く異なるもの、相反するものであると考える人は多いと思いますが、両者は実は補い合うべきものです。20世紀最高の科学者と言われるアインシュタインは、「宗教を伴わない科学は欠陥であり、科学を伴わない宗教は盲目で […]
2023年2月10日 大洞龍真塾長 講義記録 絶対価値の世界に触れる -仏教を学び、無限を感じる- はじめに 仏教よりもさらに広い概念として宗教があります。宗教と仏教というのは、当然関連もしているし、宗教の概念を知った上で、仏教を知っていくことは非常に重要だと思います。 宗教を広く学ぶと、宗教間や宗派間のいろいろ相違点 […]
2023年1月9日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 仏の眼 お正月に見た「グレ-トネイチャー」というテレビ番組の中に、ヨーロッパアルプスの造山運動でできた絶景を紹介したものがありました。 イタリア、スイス、オーストリア、フランスなどの国境にまたがるアルプス山脈は、アイガー、マッタ […]
2022年12月9日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 宗教と哲学 哲学と宗教の違い、多分に哲学的要素も強い仏教を学び始めると、そのようなことが気になってきます。 両者は共に、唯一の真理を追究するという点では、共通しています。 哲学は、人間の理性に基づいて真理を求めていきます。一方で、宗 […]
2021年9月23日 大洞龍真塾長 塾の伝言板 無常の中の命 釈尊は、この世のすべてのものは、移ろいゆくものであり、留まることがないということを、「諸行無常」とご覧になりました。 「諸行無常」を、すべてのものが滅びゆくという側面から見ると、「エントロピー増大の法則*」と言われている […]