Merry Christmas！

仏教塾のサイトなのに「メリークリスマスのタイトルは変！」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お祭りが大好きな日本人気質。日本でクリスマスを宗教行事と捉えている人は、敬けんなキリスト教徒だけでしょう。
日本でクリスマスケーキを広げたのは、人形がアイコンの某老舗お菓子屋さんの仕掛け。チキンが必須と思い込ませたのは、某チキンブランド。恋人と過す日と煽ったのは山下達郎の曲と合わせた某鉄道会社のCMです。つまりは日本のクリスマスは、いつの間にか定着した習慣行事のようなもの。目くじらを立てるような必要もありません。とはいえ、海外から訪日した方々が日本人の「なんでもあり」に衝撃を受けたと聞きます。アメリカではテレビアニメでクリスマスを取り上げただけで、テレビ局へ抗議が殺到するくらいですから。
もともと仏教は寛容な宗教です。他宗を非難したりしないスタンスを取っていました。幼稚園を併設したお寺で住職がサンタクロースに扮し、クリスマスの飾り付けが施された仏壇を見かけたことがありますが、これにはさすがに、ご本尊はびっくり！だろうなと、笑ってしまいました。
「I wish you a merry Christmas」「We wish you a merry Christmas」。
楽しみを願う、平和な心がこもった挨拶を交わし合う日。宗教にとらわれることなく、そう考えた方が、穏やかでフィットするように思います。

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