臨済宗専門課程に参加しました

山梨県韮崎市の金剛院。

第33期 米田衆介

11月13日から、臨済宗専門課程がはじまりました。
受け入れてくださったお寺は、山梨県韮崎市の金剛院です。韮崎市は甲府盆地の北東部にあたり、臨済宗妙心寺派城林山金剛院はJR韮崎駅から昇仙峡グリーンラインを茅ヶ岳方面に向かって登っていく途中にある静かな山里のお寺です。午前中、松村文圓和尚さんが駅まで車で迎えに来て下さって、駅から15分ほどで金剛院に着きました。
臨済宗の専門課程では、朝課、日中諷経、晩課といったお勤めに参加するほか、お経の練習や作務を行います。臨済宗では、1日3回の食事を粥座・斎座・薬石といいます。鹿野山研修でも体験したように、食事の際にも決まったお経があります。食事は、それぞれの持鉢を用いて作法通りに行います。
作務では、仏教塾卒業生で得度された村田先輩のご指導で、裏の竹藪から切り出された青竹の整理などをしました。幸いに天気もよく、坐禅でこわばった足腰をほぐすのにちょうどよい運動です。金剛院の庭は小さいながらに清潔感があり、気持ちの良い場所です。
いままで座禅会などに参加することはあっても、お坊さんと同じように木魚や磬子を打ちながらお経を読むなどということはありませんでしたので、はじめてのことで練習は緊張しました。暖かく懇切に指導していただき、なんとか3月までに課題のお経を唱えられるようになろうと頑張って練習しています。
禅宗では、在家のまま居士として参禅修行する道もあるのですが、専門課程で和尚さんや先輩の僧侶としての姿に接するなかで、これから自分が具体的にどうすべきか明確になってきたような気がします。まずは専門課程を修了し、そしてその先に進んでいきたいと思っています。

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松村文圓和尚の指導のもと、読経の練習を行う。