阿蘇で民泊始めました!

第32期 N.O.

私は、2018年の秋に60歳で定年退職して翌年仏教塾に入塾し、専門課程は家の宗派である曹洞宗を選択しました。入塾の動機は図書館で借りた仏教関連の本で塾を知り、大洞塾長の「還暦得度の勧め」に共感。在家にもあれ、出家にもあれ……まずは道心を発した次第です。熊本からなので、講義や修行に毎月通うのは大変でしたが、上京は楽しみでもありました。ほとんど成田の民泊の相部屋から勝胤寺さんに通い、宿では各国の旅行者と片言で話をしたりしましたが、ついに3月にコロナの影響で宿は休業、ホテルに移りました。中野東禅先生の講義は興味深く楽しく10人の生徒(勝友)の皆さんと親しくさせていただきました。9月に東禅先生から戒名を頂き無事在家得度を受けました。現在は同年春から始めた民泊を南阿蘇で営んでおります。小さな一戸建てで、普段はリモートでゲストとやり取りなのでお客と直接お会いすることはありません。今はコロナでお客も多くなく、ゲストが無い日は私が泊まって読経したり坐禅したりしています。
その他には、東禅先生監修の本「曹洞宗のお経」の付録CDを聞いて毎朝読経。曹洞宗九州本山とかつて言われた大慈禅寺で月に一度の坐禅、リモートでアイ南無坐禅会に参加したり、微笑みの円空仏に関わったり、パッチワークで古い座布団を補修したり、アイパッドで写仏や写経をしたり、腕輪念珠を作ったり、精進料理を作ったり……家籠り中にちょこちょことやっております。
民泊は「南阿蘇のOGA亭」と申します。ネットでも検索できると思います。自然に囲まれた場所です。目の前は阿蘇五岳、脇を小川が流れ、八月の今は蝉の声が聞こえます。ミンミンゼミが木魚をたたく音に聞こえ、つくつく法師は般若心経、蜩は坐禅のBGM。ちょっと良寛さんになった心持です。コロナが終息したら是非一度南阿蘇に遊びにお越しください。皆様のご健康とご活躍をお祈りいたします。合掌

#東京国際仏教塾 #仏教を学ぶ #仏教を知る #