特別展「聖地 南山城」が奈良国立博物館で開催されます!

今年3月に5年をかけた保存修理が完了した浄瑠璃寺九体阿弥陀像。これを記念して、奈良国立博物館で浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「聖地 南山城—奈良と京都を結ぶ祈りの至宝—」が開催されます。

京都府の最南端、奈良市に隣接する山城国、現在「南山城(みなみやましろ)」と呼ばれるこの地は、なだらかな山間を木津川が流れる風光明媚な場所。仏教伝来後、7世紀にはすでに寺院の建立が始まりました。

平安時代末期に創建された浄瑠璃寺本堂には、今回、修理が完了した国宝9体の阿弥陀如来像が安置されています。

鎌倉時代には、興福寺で学んだ解脱上人貞慶(げだつしょうにん じょうけい)が笠置寺(かさぎでら)から海住山寺(かいじゅうせんじ)へと拠点を移し、南都の戒律復興に努めました。江戸時代には、各地で念仏を広めた袋中(たいちゅう)上人が晩年に瓶原[木津川市]を拠点にするなど、各時代を通じて日本仏教の聖地であり続けました。

俗世を離れた聖地「南山城」といわれるだけあって、アクセスも難しく、なかなかリアルに拝見する機会が少ない貴重な展覧会になっています。この機会に、ぜひ、ご覧ください。

こちらの展覧会の観覧チケットを5組10名様、プレゼント予定です。詳細は、近日、こちらのコンテンツ「塾の伝言板」でお知らせいたします。

浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念 特別展「聖地 南山城—奈良と京都を結ぶ祈りの至宝—

公式サイト:https://yamashiro-nara.exhn.jp/
会期:2023年7月8日(土)〜9月3日(土)
※会期中、一部の作品は展示替を行います。
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館、振7月18日(火)は振替休館)
開館時間:午前9時30分〜午後6時(入館は閉館の30分前)
観覧料:一般1,800円、高大学生1,300円、小中学生600円(いずれも当日券)
会場:奈良国立博物館 東・西新館 https://www.narahaku.go.jp
〒630-8213 奈良市登大路50番
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)

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