第34期スクーリングのご報告

5月21日(土)、東京国際仏教塾 第34期 仏教入門課程のスクーリングが行われました。

1時限目、佐野靖夫先生は「仏教概論」です。約2500年前のお釈迦さまが伝えたメッセージが世界宗教に至るまでの発展していく流れの講義です。現在のコロナ禍下で仏教はどのような意味を持っているかを考えさせられる内容となりました。

2時限目、小峰彌彦先生は「日本仏教史」です。日本に伝来時の仏教がどのようなものか。また当時の日本の状況がどうであったか。世界の人が「宗教心がない」と指摘される現代の日本人に対するメッセージを込めた授業となりました。

3時限目、渡辺章悟先生は「大乗仏教」です。大乗仏教の起源から始まり、経典の編纂は誰が行ったか。伝承方法、説法者ダルマバーナカなど、先生自らつくられた資料をスクリーンに映しながら、お話しくださいました。

4時限目、東京国際仏教塾の塾長、光明寺住職の大洞龍真師は「宗教について」です。“宗教の役割”と“絶対価値の世界と相対的価値の世界”、“量りなきいのちの仏”、3つの視点から宗教を見た切り口の講義でした。

午前10時40分から始まり午後5時20分まで、各約90分の授業は非常に濃い内容です。7月から始まる3本のレポート提出に役立てていただきたいと思います。

また、卒塾生のご縁で急遽、会場をお貸し出しいただいたNIC(International College in Japan)の廣田和子代表/校長には、この場を借り、改めて感謝申し上げます。

折々のタイミングで授業内容の一部を当ホームページでアップする予定です。

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